南無阿弥陀佛
みなさんこんにちは(^O^)
今日は
「法然上人とゆかりの人々」
その⑳をお届けします。
今日ご紹介するのは、
「九条兼実公」です。
九条兼実公は
2度目と登場です~🙏
前回の登場はこちら
法然上人に帰依した方は
数多くいらっしゃいましたが
この兼実さまは、
特に帰依の深かったお方の一人です
建久8(1197)年、
法然上人が65才の時のことです
法然上人は病に冒されます。
その時、兼実さまは、
殊の外ご心配されました。
さいわい、病は治りましたが、
年が明けてから後、法然上人は
草庵に閉じこもってしまいます。
兼実さまがお屋敷にお招きになっても
赴くことはありませんでした。
法然上人に会えないことを
嘆いた兼実さまは、
使いの者をさし向けて
このようなお願いをされます。
「これまで何年にもわたって
お念仏の教えを承ってまいりましたが、
なかなか教えを心腑に収められません。
どうか、教えの肝要をお書きとどめ下さい。
お目にかかれない時は、
お書きいただいたものを読んで
教えを承ることに
代えさせていただき、
もし、法然さまが
お亡くなりになった後には
〈形見〉として、常に座右に置き
教えを学ばせていただきたく存じます」
この兼実さまの願いに応え
お書き残し下さったのが
『選択本願念仏集』です。
時に建久9(1175)年、
法然上人66才の時のことです。
法然上人が
『選択本願念仏集』を書き終えて
兼実さまにお渡しした後、
法然上人の夢の中に
善導大師さまが現れました。
そして
「あなたがお念仏の教えを
広めているから、殊更に現れたのだ」
と仰せになりました。
『選択本願念仏集』に説かれた
お念仏の教えが
善導大師の御心に叶い
更には、阿弥陀さまの
お慈悲の御心にも添うことの表れに
他ならないのです。
令和の時代を迎えた今日も
浄土宗の坊さんになる人は
必ずこの『選択本願念仏集』を
学びます。
法然上人のみ教えが今日まで
『選択本願念仏集』という
ご書物を通して受け継がれてきたのも
元をたどれば、
兼実さまの懇願が
あったからこそなのです。
そう思うと、
「兼実さま、よくぞ願い出て下さった」
と感謝せずにはおれません。
それでは今日はこのへんで
明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……
(^^)/~~~
合掌
辛かったこと、悲しかったこと、今悩んでいること、うれしかったこと……
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