浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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法然上人とゆかりの人々㉑

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)

今日は
法然上人とゆかりの人々」
その㉑をお届けします。

浄土宗 元祖 法然上人

今日ご登場いただくのは、
明遍(みょうへん)様」です🙏


明遍様は、藤原通憲信西)の子で、
三論宗の奥義をきわめ、
当時屈指の学僧と讃えられましたが、

ご自身は名声には目もくれず

37歳の時に世の交わりを断ち、
あらゆる教えを学び行じるようになります。


45才で高野山に入り、
ひたすら六道輪廻からの解脱を求め
益々ご修行に励まんでいました。


ちょうどその頃、
法然上人が説かれたお念仏の教えは
次第に広まりつつありました。


そんなある日、明遍様は、
たまたま法然上人の著書
選択本願念仏集
を手に入れてお読みになりました。


選択本願念仏集』の
ご執筆についてはこちらをご覧下さい↓


gunjima-taii.hatenablog.com


読み終えた明遍様は、内心
「心に阿弥陀さまの救いを信じ
 口にナムアミダブツと称えるだけで
 誰もが極楽に救われる、

 学問も修行も一切いらない、とは、

 この書物は、いささか偏っておるな……」
と思い、そのまま床に就かれました。


その晩、明遍様は不思議な夢をご覧になります。


四天王寺の西門で、
沢山の病人が倒れているところに
一人のお坊さんが現れ、

一人一人に、匙でお粥を
食べさせていました。

そのあまりに尊い姿に、
思わず、そばにいた人に
「あのお方はどなたですか?」
と尋ねると、

「あのお方は、
 法然上人でございます」

とお答えになったのを聞いて
明遍様は夢から目覚めました。

ネットから拝借しました


明遍様は、
「今の夢は何だったのか?」
と、しばらく考え、はたと気付きました


「今の夢は、
選択本願念仏集』を
 偏った書物だと思った私を
 戒める為のものであろう。

 法然上人は時と人の能力を
 よくよくご承知のお方である 
            

 釈迦さまが入滅されてから
 遠く時代が下り、人々の能力も劣った
 今の我らのあり様は、


 重湯で喉を潤すしかできない
 重病人のようなもの。


 そんな私たちの為に、法然上人は
 重湯のような、易しい修行である
 念仏の一行をお勧めになったのであろう」

そのような思いに至った明遍様は
それまで積んできた学問や修行をさし措き、

偏にお念仏を行ずるようになり、
自ら「空阿弥陀佛」と
名乗ったということです。



法然上人の時代から
更に時が下った今の私たちも


厳しい修行に耐えて
自分の力で覚りを得ることなど
到底叶わない


「重病人」のような者に
他なりません。


そんな私たちにできる修行は
阿弥陀様にすがり、
「ナムアミダブツ……」と
称えることだけです。


明遍様のお姿にならい
ともにお念仏に励んでまいりましょう



それでは今日はこのへんで


明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……


(^^)/~~~


合掌

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