浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

※ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

法然上人とゆかりの人々㉓

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)


今日は
法然上人とゆかりの人々」
その㉓をお届けします🙏

浄土宗 元祖 法然上人


今日ご紹介するのは
明遍(みょうへん)さま
です。


明遍さまは2度目の登場です


前回は昨年12月にご紹介しました

gunjima-taii.hatenablog.com


夢の中で、

法然上人が病に苦しむ人たちの口に
お粥をそそぐ姿を見たことによって、

それまで積んできた学問修行を捨て
もっぱらお念仏の一行を
行ずるようになった明遍さま。


その後、法然上人が
四天王寺におられた時、
明遍さまは法然上人のもとを訪れ
初めて法然上人とご対面されます



法然上人が客間へ出てこられて
「こちらへ」とお声をかけると、

明遍さまは
居住まいをたださないうちに

「この生涯を限りに輪廻を離れるには
 どうしたらいいでしょうか?」

とお尋ねになりました。

法然上人が

阿弥陀さまにすがり
 ナムアミダブツと称えて
 極楽にお救いいただくことに
 まさるものはありません」

とお答えになると
明遍さまは

「誰もがそう考えることでしょうが、
 念仏を称えていても
 心が散り乱れ、迷いの心がおこるのを
 おさえられません、 
 一体どうしたらいいのでしょう?」

と、重ねておたずねになりました。


すると法然上人は


「欲望にとらわれ、
 心がいつも散乱する世界に生まれて
 どうして心が散り乱れずにいられるでしょう

 煩悩をもって生まれたものが
 どうして心散り乱れずにいられるでしょう

 そのようなことは、
 私、法然も力及びません

 心が散り乱れても
 迷いの心が競いおこっても、
 ナムアミダブツと称えれば
 阿弥陀様が必ず極楽に
 お救い下さるのです」

この言葉を聞いた明遍さまは

「そのお言葉を聞きたくて
 こうして参上したのです」

と言って、
挨拶もなく帰ってしまわれた、
ということです


その後、法然上人はお弟子さまに

「心をしずめ、妄念を起こさずに
 念仏を称えようと思うのは、

 生まれつきの目鼻を切り取って
 念仏しようと思うのも同然。

 なんと大層ななことか」

と、おっしゃられた、ということです


いかがでしょうか?


私たちは目に見たり、耳に聞いたり
鼻でにおいを嗅いだり……、

様々な刺激を受け、
一時も心がしずまりませんね💦💦💦


それは、法然上人も同じでした

「力、及びません」
とおっしゃっています。


しかし、


心をしずめられずとも
妄念を抑えられずとも

阿弥陀様のお救いを信じ
「ナムアミダブツ」と称えれば
必ず極楽にお救いいただけるのです。


法然上人のおさとしを信じ、
日々に怠りなく
「ナムアミダブツ……」と
お称えしてまいりましょう


それでは今日はこのへんで


明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……

(^^)/~~~

合掌

ぐんちゃん和尚の「おはなし聞きます(^O^)」

辛かったこと、悲しかったこと、今悩んでいること、うれしかったこと……
何でもおはなしお聞きします(^O^)
基本的にお話をお聞きするだけで、
こちらからの積極的なアドバイス等はいたしません。
先ずは、サイドバーの「お問い合わせフォーム」から
お申し込みください。
「お名前」は実名でなくてもOKです!!
ご希望の日時と方法(例:ご来寺、お電話etc.)を
調整させていただきます😀
秘密は厳守します。