南無阿弥陀佛
みなさんこんにちは(^O^)
今日は
「法然上人とゆかりの人々」
その㉔をお届けします🙏
今日ご紹介するお方は
「実信房蓮生
（じつしんぼう れんしょう）さま」
です
出家前のお名前は
「宇都宮頼綱さま」
歌人としても有名で、百人一首をまとめた
藤原定家とも親交が深かったお方です
頼綱様が、ある時家来を連れて
立派な行列で武蔵野を通っていると
偶然、
熊谷蓮生（くまがい れんせい）さまと
出会いました
この時、熊谷蓮生は頼綱様に
こんなことを仰られました。
「なんと大勢の家来を召し連れていることだ
しかし、家来がどんなにたくさんいても
いつか必ず訪れる死を
まぬがれることができましょうか
阿弥陀さまの救いを信じて
南無阿弥陀佛と称える人は
必ず極楽にお救いいただけるので
ナムアミダブツのお念仏は
一騎当千の武士にも勝るのです
しっかりお念仏に励みなさい」
この熊谷蓮生さまの言葉が
頼綱様の心に
深くきざまれたのでした
その後、京都に上洛した際
法然上人が住まわれていた
「勝尾寺」を訪れ、法然上人から
直々にお念仏の教えを受けます
その時、法然上人は
このようにお諭しになりました
「極楽にお救いいただけるか否かは
あなたの決心一つです
ひたすらナムアミダブツと称えれば
極楽にお救いいただけることは
疑いありません」
このお言葉が
いつまでも耳に残り
もっぱらお念仏を
お称えする身となります
法然上人がお亡くなりになった後は
お弟子の証空（しょうくう）上人を頼り
やがて、遂に時が熟し、出家して
「実信房蓮生」と名乗るようになりました。
法然上人が蓮生さまに示された
「極楽にお救いいただけるか否かは
あなたの決心一つです」
というお言葉は、
今の世を生きる私達にも
通じるお言葉です
私たちも、
いつかは命が尽きる身ですが
最後を迎える時は
阿弥陀様のお迎えをたまわり
極楽浄土に救われることを信じて
日々、ナムアミダブツと
お称えしてまいりましょう
それでは今日はこのへんで
明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……
(^^)/~~~
合掌
＊熊谷蓮生さまと
宇都宮実信房蓮生さま
二人の「蓮生」さまがいますが、
熊谷蓮生さまを”れんせい”
宇都宮実信房さまを”れんしょう”
と、呼び分けています。
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