浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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法然上人とゆかりの人々⑱

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)


今日の鋸南町勝山は

雲が多かったものの、
おおむね晴れ🌞🌞🌞

幸い雨が降らなかったのは
よかったんですが

気温がとても高く
大変蒸し暑い1日でした😥


このところ豪雨のニュースが
伝えられていますが、

被害が大きくならないよう
心よりお祈りするばかりです🙏


さて今日は
法然上人とゆかりの人々」
その⑱をお届けします🙏

浄土宗


今日ご登場いただくのは
熊谷次郎直実
(くまがいじろうなおざね)
さまです。

熊谷駅前の直実公銅像

直実公は、源氏の武士で
平家追討の時、各地の合戦にて
忠義をたてて武名をあげ、
いくさの道では比べる者がない方でした


しかし、一の谷の戦いで
自分の子・小次郎と
さほど年の変わらない
平家の若武者
平敦盛(たいらのあつもり)の
命を奪わなければならなかった、
という、自らの宿命を嘆き、


加えて、親類であった
久下直光(くげ なおみつ)との
領地争いで、相手の策略によって
所領の一部を取られてしまう、
という出来事もかさなり、


自ら髻を切って出家し
「蓮生(れんせい)」と名乗ります。

熊谷(ゆうこく)寺 蓮生さま像 


その後、京の都に登った時に
法然上人と初めてお会いになります。

その時、法然上人は蓮生さまに
「罪が軽かろうと重かろうと
 ただ〈ナムアミダブツ〉と
 お称えしたならば、
 極楽に往生できるのです。

 その他に、
 何をせよということは
 ありません」
とお説きになりました。

それを聞いた蓮生さまは

法然上人の前で、さめざめと
泣き始めてしまったのです。


法然上人はしばらく、蓮生さまを
じっと見守っていましたが、やがて、


「どうしてお泣きになるのですか?」


と尋ねると、蓮生さまは


「罪の深い私のような者は、
 手足も切り捨て、命も捨ててはじめて
 後生お救いいただけるものと
 思っていましたが、

 法然さまは、
 〈只、ひたすらに念仏を称えるだけで
  必ず極楽にお救いいただける〉と
 こともなげにおっしゃられたので
 
 あまりの嬉しさに
 涙をこらえることができませんでした」

とお答えになりました。


法然上人は、
蓮生さまの言葉を聞いて、

後生の救いを求める心が
真実であると見抜かれ、


「知恵もなく、罪の重い者が
 ナムアミダブツと称えて
 極楽にお救いいただくことこそが、
 阿弥陀さまの本意なのです」


とお諭しになり、蓮生さまに
念仏の教えについて、
詳しくお授けになりました。


このことをきっかけに
蓮生さまは熱心な念仏者となった、
ということです。


蓮生さまには、
多くのエピソードがありますので
これからも何度か
ご登場いただくことになりますが、


今日はこのへんで


明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……


(^^)/~~~


合掌

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