浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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私の好きな本㉕

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)


今日の鋸南町勝山は,
午前中、かなり濃いもやが
かかっていましたが、


その後は日差しが強くなって
かなり暑い一日となりました



さて、今日は
「私の好きな本」
その㉕をお届けします~👏👏👏


前回のこのシリーズの時も書きましたが、


コロナが一段落して
(また増えて、 第9波に
 入っているらしいですが……)
遠方への出張が増えたおかげで、


電車での移動時間を使って
本を読む機会も増えました。


今回ご紹介するのは、

重松清さんの
『十字架』です。



内容は、

かなり重たいお話です……。



中学2年生の藤井俊介くん
(通称、フジシュン)が
いじめを苦にして
自ら命を絶ってしまいます。


彼の遺書には4人の名前が
記されていました。


そのうちの2人は、
いじめグループの中心の2人。


残りの2人のうちの1人が

真田裕(サナダ・ユウ)


フジシュンは、遺書の中で
ユウを「親友」と記していました。


そして、遺書に名前が記された
もう一人が中川小百合。

フジシュンが、密かに
思いを寄せていた女の子で、

遺書には
「幸せになって下さい」
と認められていました。

(物語はもう少し複雑ですが
 ネタバレになるので
 このくらいにしておきます)


物語の中で、
自ら命を絶ったフジシュンに
「親友」と思われていたユウが

フジシュンの死を背負ったまま成長し
やがて、自分も「親」になります。


又、息子に先立たれた両親と、
弟の健介は、それぞれ
深い心の闇を抱えながら
その後の人生を生きていきます。



考えさせられることが多すぎて、
文章には表しきれませんが、


こころに「突き刺さる」
そんな一冊でした


ちなみに『十字架』は、
「吉川英二文学賞」を受賞し、

2016年に映画化もされています。


eiga.com


映画はまだ見ていませんが、


フジシュンの両親を演じた
永瀬正敏さんと富田靖子さんは

私のイメージにぴったりです。


是非映画も見たいと思います。


皆さんも、機会がありましたら、
本と映画、どちらも
ご覧いただければと思います


それでは今日はこのへんで


明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……


(^^)/~~~


合掌



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