浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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私の好きな本

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)

今日の鋸南町勝山は、
朝からスッキリと
晴れましたーーー(^O^)


土曜日は雨風共に強く、

昨日は、晴れてはいたものの
一日中強風が吹き荒れ
電車も一時、
遅延する程でしたが(*_*;

今日は、
午後から、多少風が強く吹きましたが
昨日程でもなく、

「穏やか」とは言えないまでも
ここ数日と比べたら
まだ「まし」な
一日になりました😄


静岡県の牧之原では
突風により
大変な被害が
出ているようです。

被害にあわれた方、
どんなに恐ろしかったかと思います

心よりお見舞いを申し上げます


さて、今日は
「私の好きな本」
その⑬をお届けします。
👏👏👏


今日ご紹介する本は、

久しぶりに、
重松清先生の本から
『峠うどん物語』
です。

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「峠うどん」というのは
この物語の舞台になっている
うどん屋さんの名前です

もともとは
長寿庵という名前で、

市街地から
バスで30分以上かかる
人里離れた「峠」に
ぽつんと立っています。

おじいちゃんが
修行したお店から
「のれん分け」してもらった
由緒ある名前ですが、


この物語の主人公
「よっちゃん(淑子ちゃん)」
が生まれた頃、
大事件が起こりますΣ( ̄□ ̄|||)


お店の前、
国道を挟んだ雑木林で
工事が始まります。

その工事は
「市営斎場」の建設工事
でした。

お通夜やお葬式で
沢山の人が集まる斎場の目の前で
長寿庵」は……💦

ということになり

「峠うどん」と
名前を変更したのです。

その、
おじいちゃんとおばあちゃんが
切り盛りする「峠うどん」を

中学生になったよっちゃんが
お手伝いすることになります。


お葬式に参列した人の中には
「気持ちが収まらず」
向かいの「峠うどん」に立ち寄る人も
すくなくありません。

そういう人たちは、
おばあちゃんの言葉を借りると
「複雑な表情」
をしている人が多い、
といいます。

そして、おばあちゃんは
「複雑な表情」を
している人たちのことを
鐘を鳴らした後の余韻に例えて
こう言います。

「音が消えたら、はいおしまい、
 っていうほど、世の中や人生は
 単純なものじゃないんだよ。
 
 よっちゃんにもそういうのを
 理屈じゃなくて
 肌で感じてほしいんだよ」


このおばあちゃんの言葉どおり
よっちゃんは「峠うどん」で
色々なことを感じ取っていきます。


「峠うどん」を舞台に
「命」について思いを巡らせる
ほんわか温かい物語です。


ゴールデンウィークも後半。
気が向いたら手に取ってみては
いかがでしょうか😄?


それでは今日はこのへんで

明日が皆さんにとって
良き一日となりますように

(^^)/~~~

合掌