私の好きな本㉗

南無阿弥陀佛

みなさんこんにちは(^O^)

今日は
「私の好きな本」
その㉗をお届けします
😊😊😊

今日ご紹介する本は

重松清先生の
『おくることば』です

この本は、
エッセイ（？）と物語で
構成されています。

「夜明けまえに目がさめて」は

先日、
「早稲田大学に行ってきました」
という記事の中でも書きましたが、

重松先生は、早稲田大学で
先生をしています。

gunjima-taii.hatenablog.com

ゼミでは、40人の学生が
受講しているということですが、

この本の読者を、
「まぼろしの41人目のゼミ生」
と見たてて語りかける、
という設定です。

夜明け前に目が覚めてしまった時、
この原稿を書く、と決めて
執筆しています。

コロナやウクライナ侵攻など、
身近な話題に触れてくれています。

ホントに「41人目のゼミ生」
になったような気持ちで、

大学の教室で話を聞きながら
一緒に考えているような気持ちで
読ませてもらいました。

「おくることば」は

年度末に刊行している
ゼミ誌のあとがきを
まとめたものです。

「反抗期」は

小学6年生のトモノリと
リョウタとシンチャンとアツシの

コロナ禍での
マスクをめぐる物語です。

学校では
「マスクをしなければいけない」
ということになっていますが、

ある時、ついに我慢できなくなり
体育館の陰で、マスクをとります……。

3年間、コロナに振り回された日々、
小学生の目線で描いていますが
一々「そうだったな～」と
思い出しながら、

そして、

私自身の行動を
改めて考えさせられながら
読ませていただきました。

「星野先生の宿題」は

遠い宇宙の果てにある星の人たちに
「はじめまして」のメッセージを送る、
というお話です。

メッセージと言っても

宇宙人は、たぶん言葉が通じないので
文章で書くのではなく、

「これが私です」と
2021年の地球人を
紹介するようなものを送る、
というのです。

最後は、男子女子、
それぞれ一つづつ答えを出します。

帯には
「重松清版　君たちはどう生きるか」
と書かれている通り、

今、現実に起こっている事柄に対して
どう向き合うのか？

じっくり考える機会になりました。

皆さんも気が向いたら読んでみて下さい

それでは今日はこのへんで

明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……

(^^)/~~~

合掌

おくることば （新潮文庫） [ 重松 清 ]

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