浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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秋のお彼岸にちなみ……🙏

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)

今日の鋸南町勝山は、
朝から晴れたり曇ったり💦

午後からは少々蒸し暑くなり
どうにもすっきりしない
秋の一日となりました。


昨日は中秋の名月でした。


夜7時頃は雲がかかっていたものの
なんとか見えていたお月さまが、

その後、9時前には雲は晴れて
美しい姿を拝むことができました🌕


さて、明日23日「秋分の日」は
お彼岸の中日です🙏

彼岸とは

彼岸とは、詳しくは「到彼岸」
つまり「彼の岸に到る」
ということで、

悩み苦しみが尽きない
「此岸(此の岸)」を離れ、

苦しみ煩いのない
覚りの世界である
「彼岸(=彼の岸)」に到る
ことを願い、

普段以上に修行に励む、
「仏教修行週間」です。

この世は苦しみの世界

私たちが生きている
「人間」の世界、

楽しいことや幸せなことも
沢山ありますが、

逆に、
避けて通れない悩みや苦しみも
色々とありますね……😥

お釈迦さまは、
この世に人として生を受けたら、
誰もが避けられない苦しみを、

8つお示し下さいました。

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1、生(しょう)生まれる苦しみ
2、老(ろう)老いの苦しみ
3、病(びょう)やまいの苦しみ
4、死(し)死の苦しみ
5、愛別離苦(あいべつりく)愛する人と別れる苦しみ
6、怨憎会苦(おんぞうえく)人間関係の苦しみ
7、求不得苦(ぐふとくく)求めても得られない苦しみ
8、五陰盛苦(ごおんじょうく)生きることそのものが苦しみであるということ

この中、上の四つ
生老病死(しょうろうびょうし)「四苦(しく)」

残りの四つを合わせた八つを
「八苦(はっく)」として、
合わせて
「四苦八苦(しくはっく)」
と呼んでいます。


いかがでしょう、

皆さんにも思い当たることが
あると思います。

お釈迦さまは
人として生を受けた以上、
最後息絶えるまで、
「四苦八苦」に煩わされながら
生きなければならないのだよ


と、今から2500年以上も昔に、
はっきりお説き下さっているのです。

「四苦八苦」は、
どんなに時代が変わろうとも、
如何に科学が発達しようとも、
変わることのない、
この世の「真理」なのです。

極楽=苦しみのない世界

対して
極楽という「彼岸」の世界
どうでしょう?

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極楽を描いた「観経曼荼羅」(浄蓮寺蔵)

極楽に生まれる時は、
蓮のつぼみの中から生まれるので、
痛くも苦しくもありません。


極楽では、誰もが丈夫な体を授かって、


年をとって、目や耳が遠くなることも、
体の痛みに苦しむこともないし、
病気に苦しむこともありません
(もちろんコロナもありません)


そして極楽は
無量寿(むりょうじゅ)」
の世界です。
誰もが永遠の命を授かり、
「死」はありません。


ですから当然、
大事な人とお別れする悲しみも
極楽ではありえないことです。


又、極楽に生まれたら、
誰もが位の高い菩薩さまに
生まれ変わらせていただけます。
極楽は
菩薩さまの寄り合いですから
当然「怨憎会苦」も皆無です。


加えて、極楽では
衣食などは全て
思いのままに得ることができます。

「求不得苦」に
悩まされる心配はありません。


つまり、極楽には
私たちが日々煩わされている
「四苦八苦」は一切なく、

逆に「こうあったらいいなぁ」
という願いが、
全て叶えられているのです。


阿弥陀さまは、
私たちの現実の苦しみをご承知の上で、
苦しみや煩いの一切ない
「極楽浄土」という世界を
お建て下さったのです。

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浄蓮寺ご本尊 阿弥陀さま

極楽に到ることを願って……

では、
極楽という「彼岸」の世界に
到るにはどうしたらいいのでしょうか?

お釈迦さまは
阿弥陀さまの救いを信じて
ナムアミダブツと称えれば、
誰もが極楽に
お救いいただける」

と説き勧めて下さっています。

「釈迦は往け、
 弥陀は来たれと 中は我
  押され引かれて
   参る極楽」

いつの日か
極楽に救われ往くことを願って、

お釈迦さまに背を押され、
阿弥陀さまに導かれて、

「ナムアミダブツ……」と
お称えしながら、
この世を生き抜いていく。

これが「浄土宗」の
みおしえなのです😊

おわりに


お彼岸には
先だたれた懐かしい方を
しのぶと共に

今生きている私たち自身が
いつの日か、
極楽という「彼の岸」に
いたることを願って

「ナムアミダブツ……」と
お称えしましょう🙏


それでは今日はこのへんで、

明日が皆さんにとって
良き一日となりますように……

(^^)/~~~


合掌

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