浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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ある日のお釈迦さま④

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)

今日の鋸南町勝山は、
朝からスカッと晴れました~
🌞🌞🌞

気温も上がり
とても暑くなりましたが

それでも9月の半ば、

8月の暑さとは違って
暑さの中にも、秋の空気を感じる

さわやかな秋晴れの一日でした。


一方、台風の進路が
気になります……😱

日本海側を通り、
北陸方面に向かうようです。

進路にお住まいの方、
くれぐれも被害が無いことを
心よりお祈り申し上げます🙏



さて今日は、
「ある日のお釈迦さま」
その④
をお届けします。

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今日のお話は

「流れを渡る
 牛飼いに喩えて」

というお話です。


それでは、はじまりはじまり~


「流れを渡る牛飼いに喩えて」

ある日、
お釈迦さまと弟子たちが
ガンジス川のほとりの村に
とどまっていた時のことです。


お釈迦さまは、弟子たちに
こんなお話をしました


「昔、一人の愚かな牛飼いがいた。

 雨季が終わり、牛飼いは、
 牛の群れを連れて川を渡ろうとしたが

 この牛飼いは、此の岸も、彼の岸も
 よく調べることなく
 渡し場ではないところを
 渡そうとしたので
 牛たちは、皆溺れて死んでしまった。


 それと同じように、
 この世も、彼の世界も
 よく調べることなく
 人々を導く者がいたら 
 彼に従う者は、長い不幸を見るだろう

 
 又、昔、一人の賢い牛飼いがいた。


 彼も又、雨季が終わり
 牛を連れて川を渡ろうとした。

 彼は此の岸も彼の岸もよく調べ、
 よい渡し場を見つけて、

 しかも、強い牛から順に、
 安全を確かめながら渡したので、
 すべての牛を、
 無事に渡すことができた。


 それと同じように
 この世も彼の世界もよく調べ、
 人々を導く者がいたら

 彼に従う者は、
 長い幸いをみるであろう」


そのように説かれたということです。

「賢い牛飼い」とは?

ここにいう「此の岸」とは
迷い苦しみが尽きない、
私たちが生きる「この世」であり、

そして「彼の岸」とは
迷いも苦しみもない
「覚りの世界」です。

そして、私たちにとっての
「賢い牛飼い」とは、
お釈迦さまであり、

お釈迦さまの説かれた教えは、
私たちを覚りの世界である「彼の岸」
渡す為の教えなんですね~😄

9月、「お彼岸」です


9月は「お彼岸」の月です。

秋分の日」、9月23日の
前後三日間ずつ、

合わせて一週間が
「お彼岸」の期間となっています。


この「お彼岸」の一週間は、

迷い苦しみ尽きない
「此の岸」から
迷い苦しみ無き境地である
「彼の岸」に至ることを願って

お釈迦さまの教えを学び
修行をする期間です(^O^)

おわりに(「極楽浄土」という「彼の岸」を願って)

お釈迦さまは、
多くの教えを説かれた中で、

「極楽浄土」という
「彼の岸」に渡る為に
「ナムアミダブツ」と称える
ことを説き勧め下さっています。

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極楽の様子を描いた「観経曼荼羅」(浄蓮寺所蔵)

お彼岸には、
ご先祖様のお墓参りをする方が
多いと思いますが、

併せて、この生涯を境として、
「極楽浄土」という
「彼の岸」に到ることを願って、
「ナムアミダブツ」
お称えしてみてはいかがでしょうか(^O^)

既にお称えしている方は
いつもに増して心を込めて
「ナムアミダブツ……」と
お称えいただきますように
お勧めいたします。


それでは今日はこのへんで

明日が皆さんにとって
良き一日となりますように

(^^)/~~~

合掌

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