浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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「六道輪廻」を抜け出すには?

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)

今日の鋸南町勝山は、
朝から、ものすごい強風(*_*)

しかも、生ぬるい風だったので
風に当たっても「心地いい」というわけではなく、

おまけに、湿度が高くて
「ジメッ」とした感じだったので😱😱😱

夏の疲れと重なって
何となく体がだる~く感じる一日でした(*_*)


さて今日は、9月13日の記事
「六道輪廻」③の続きです!!

佛教では
私たちは「六道」という六つの世界
(=地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)を
「因果の道理」、つまり
「善い行いをすればよい世界にうまれ
 悪い行いをすれば恐ろしい世界に堕ちなければならない」
という大原則に従って、
生まれは死に、生まれては死に……を
遠い過去世から繰り返してきたと説かれています。
(これを「六道輪廻」といいます)

この六道の世界は「苦しみの世界」そのものであり、
故に、「六道輪廻」を抜け出す(=「解脱」する)
ことを目指すのです。


ここまでが、前回までのまとめです。
(佛教は、基本的にこの世界を前提として説かれています。)


今日は、
「どうしたら、六道輪廻を解脱できるか?」
について書いてみようと思います。

お釈迦さまは、
俗に「八万四千の法門」と言われるとおり
様々な解脱の方法をお説きになりましたが、

浄土宗を開かれた法然上人は
すべてのお釈迦様の教えを学び行じ尽くした結果、
大きく二つに分けました。

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浄土宗 元祖 法然上人

その二つとは、
①厳しい修行を積んで覚りを得て、自分の力で六道輪廻を解脱する道
阿弥陀さまの救いによって極楽へ救い取っていただき、六道輪廻を解脱する道

です。

法然上人は、お釈迦さまの教えを学び尽くし、修行し尽くしたうえで、
「誰もが、この身このままで六道輪廻を解脱するには、
 阿弥陀さまに救っていただくより外に道はない」

と確信され「浄土宗・お念仏の教え」を説き明かされたのです。


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では、阿弥陀さまのお救いをいただくにはどうしたらいいか?

阿弥陀さまは
「救いを求めてナムアミダブツと称える者を、
 只の1人も漏らすことなく、極楽へ救う!!」

お誓いになっています。

この阿弥陀さまの救いを信じ、
心に「どうぞお救い下さい、助けて下さい!!」と願って
口に「ナムアミダブツ……」と称えれば、
最後の時には阿弥陀様のお迎えを賜わり、
誰もが、この身このままで「六道輪廻」を離れ、
苦しみ煩いのない「極楽浄土」へ
間違いなくお救いいただけるのです。

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阿弥陀さまのお迎えの図 


生きている限り、
「罪を減らす」ことはできても
厳密に考えれば
「罪を造らずには生きられない」
私たちです。

そんな私たちが、修行を極めて覚りを開くことなど
到底無理なこと。

少なくとも、この日本の歴史上
自ら修行を積んで覚りに至ったお方を
私は知りません。

お覚りどころか、この身このまま息絶えれば、
自らが重ねた罪の報いによって、
苦しみの世界に沈んでいかなければならない
お互いです。
私自身も、決して例外ではありません。


誰にも、いつの日か必ず、息絶える時がおとずれます。
その時が何時、何処で、どのような形で訪れるか、
誰にもわかりません。

その時に、できることなら
「苦しい世界に堕ちることなく、
 苦しみのない世界に生まれたい、救われたい!!」

そう、誰もが思うのではないでしょうか?


最後、息絶えるその後に、阿弥陀様のお迎えをいただき
苦しみ尽きない「六道輪廻」を抜け出し
苦しみのない「極楽浄土」へ救われることを願って

どうぞ、
「ナムアミダブツ……」とお称え下さい。

どんなに小さな声でもOKです!!

阿弥陀さまは、
「ナムアミダブツ」の声を
一声も漏らさずお聞き届け下さっています
😊


それでは今日はこのへんで

明日が皆さんにとって良き一日でありますように
(^^)/~~~

合掌