ある日のお釈迦様㉗

南無阿弥陀佛

みなさんこんにちは(^O^)

今日は「ある日のお釈迦様」
その㉗をお届けします🙏

今日は『法句経』の中から
お釈迦様のお言葉を
ご紹介します。

～～～～～～～～～～～～
（三）
「彼、われをののしり
　彼、われをうちたり
　彼、われをうちまかし
　彼、われをうばえり」

かくのごとく　こころ
執する人々に
うらみはついに
熄（や）むことなし
（訳）
「彼は私を罵ったのだ。
　私をなぐり、私を敗北させ
　私から掠（かす）めたのだ」

こうした考え方に執着する人には
そのうらみは息（やす）むことがない

（四）
「彼、われをののしり
　彼、われをうちたり
　彼、われをうちまかし
　彼、われをうばえり」

かくのごとく　こころ
執せざる人々こそ
ついにうらみの
止息（やすらい）を見ん
（訳）　
「彼は私を罵ったのだ。
　私をなぐり、私を敗北させ
　私から掠（かす）めたのだ」

こうした考えに執着しない人にこそ、
このうらみは消え失せる。

（五）
まこと、恨みごころは
いかなるすべをもつとも
怨みを懐くその日まで
人の世にはやみがたし
うらみなさによりてのみ
うらみはついに消ゆるべし
こは易（かわ）らざる
真理（まこと）なり
（訳）
まことに、
他人をうらむ心を以てしては
どうしても、そのうらみを
解くことはできない

ただ、
うらみなき心によってのみ、
うらみを解くことが出来る

このことは、
永恒に易（かわ）ることのない
真理である

～～～～～～～～～～～～

いかがでしょう？

今なお、ウクライナやガザ地区での
武力衝突は終わりの見えない
泥沼の状況が続いています。

お釈迦さまの
「うらみなき心によってのみ、
　うらみを解くことが出来る」
というお言葉は、まさに
「永恒に易（かわ）ることのない真理」
ではありますが、

実際は、なかなか
お釈迦様のお言葉通りには
いきませんね……。

私たちの日暮らしを省みても
頭では分かってはいるものの、
「怨みを捨てる」ということは、
そう簡単にはできないことですね。

難しいことではありますが、
お釈迦さまのお言葉を胸にとどめて
「怨みなきこころ」
に少しでも近付けるように、

恨みを捨てきれずとも、
少しでも抑えるように
心がけてまいりましょう🙏

それでは今日はこのへんで

明日が皆さんにとって
よき一日となりますように…

(^^)/~~~

合掌

法句経 （講談社学術文庫） [ 友松 圓諦 ]

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