浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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ある日のお釈迦さま⑳

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)


今日の鋸南町勝山は
朝から快晴🌞🌞🌞

明け方までは
昨日から吹き続けていた風が
少々残っていたものの、

その後はおさまって、

気温もぐんぐん上がって
少し動いただけで汗ばむような
一日となりました💦💦💦


さて今日は、
「ある日のお釈迦様」
その⑳をお届けします🙏



今日ご紹介するおはなしは
「古道の発見にたとえて」
というお話です、

それでは、はじまりはじまり~


~~~~~~~~~~

ある日、お釈迦さまが
祇園精舎にいらっしゃった時

ご自身がおさとりを得た時を思い出して
このようなお話をしました。


たとえば、一人の人が
人里はなれた森をさまよい
昔の人々が通った古道を
発見したとする。

彼がその道をたどっていくと
そこには昔の人々が住んだ
すばらしい古い城があった。

彼は帰ってくると
その城の様子を王に伝え
〈どうか、彼の地に
 再び都城を築いて下さい〉
と申し上げた。

王は、それを聞いて
大変興味を持ち、
そこに都城を築いた。

するとそこには
たくさんの人々が集まり、
大変栄えた。



弟子たちよ、

それと同じように、私も、
過去のさとりを得た方たちが
たどった古道を発見したのである。

その古道とは
「聖なる八支の道」
である。

すなわち

1,正見(しょうけん・かたよらない見方)
2,正思(しょうし・かたよらない考え方)
3,正語(しょうご・かたよらない言説)
4,正業(しょうごう・正しい行い)
5,正命(しょうみょう・正しい生活)
6,正精進(しょうしょうじん・正しい努力)
7,正念(しょうねん・正しい思念)
8,正定(しょうじょう・正しい禅定)
がそれである。
*解説は『新纂浄土宗大辞典』によりました


私はその道に従って行き、
老死を知り、老死の原因を知った。


又、いかにして
老死を克服すべきかを知り、
老死を克服する道を知ることが
できたのである。


そして、私は知りえたことを
人々に伝えたことによって、
栄え、広まって、今日に至ったのだ。

~~~~~~~~~~


如何でしょうか?


お釈迦さまが発見した
「聖なる八支の道」
「八正道(はっしょうどう)」
と呼ばれています。


そして、この「八正道」は
お釈迦さま以前にも
悟りを得た方がたどった
古道であり、

さとりに至る為の
「永遠の法(教え)」

である、ということです。


「八正道」


「言うは易し」ですが、
現実にできるか?となると
簡単なことではありませんね
😅😅😅


ましてや、その通りに実践して
おさとりに到ることなど、
まず、不可能なことです。


しかし、


究めることはできなくても
できる限り心がけながら、
この世を過ごしたいものですね(*^^*)


それでは今日はこのへんで


明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……


(^^)/~~~


合掌

参考『仏教百話』(増谷文雄・ちくま書房)


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