浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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ある日のお釈迦さま㉒

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南無阿弥陀


みなさんこんにちは(^O^)


今日の鋸南町勝山は

雲は多かったものの
おおむね晴れ🌞🌞🌞


梅雨時らしく
空気が「ジメッ」としていて
何となく体が重く感じるような
一日でした💦💦💦



さて、今日は
ある日のお釈迦さま
その㉒をお届けします🙏


今日お届けするお話は
智慧は我が耕す鋤(すき)なり」
というお話です、


それでは、はじまりはじまり~


~~~~~~~~~~~~


ある時お釈迦さまが、
マガダ国のエカサーラという村に
とどまっていた時のことです。


この村はあるバラモン(=修行者)の
所領で、その時はちょうど
種まきの時期にあたっていて、


村人たちは、その準備で
大変忙しくしていました


ちょうどその朝、
お釈迦さまが衣鉢を整えて
托鉢の為に領主である
バラモンの家を訪れました


バラモンは、お釈迦さまに
次のように語りかけました。


「あなたも自ら田を耕し、
種をまいて、食を得たらどうですか?」


するとお釈迦さまは


バラモンよ、私も耕し、
 種をまいて、食を得ている」

と答えました


お釈迦様の言葉を聞いたバラモン
耳を疑うような顔をして
しばらく黙っていましたが、


やがて、又、問い返しました。


「私たちは誰も
 あなたが田を耕し種をまく姿を
 見たことがありません。


 一体あなたの鋤は
 どこにあるのですか?

 あなたの牛は
 どこのいるのですか?

 あなたは何の種を
 まくのですか?」


この問いかけにお釈迦さまは
このように答えました。


「〈信〉は我が蒔く種である。
 〈智慧〉は我が耕す鋤である

 
 身と口と意(こころ)につくる
 悪しき行いを制御するのは、

 私にとって、
 雑草を抜くことである

 〈精進〉は、我が牛であり
 
 行(ゆ)きて帰ることなく
 行(おこな)いて悲しむことなく

 〈安らかな心〉に導く」


つまり、
お釈迦様の説かれた教えは

 
心の荒れ地〉を切り拓き、
 人間として〈豊かな実り〉を
 得るためのものである、

ということを説いたのでした。


お釈迦様のお諭しを聞いたバラモン
意図するところを理解して、


お釈迦様の弟子になった、


ということです🙏


~~~~~~~~~~~~


いかがでしょうか?


経済効果や生産効率を
求められることが多い昨今ですが、


「お釈迦様の教え」をいただき


荒れ地の如き心を耕し、
〈信〉の種を蒔き、
牛の歩みの如く精進して、


心豊かな人生を
送りたいものですね(*^^*)



それでは今日はこのへんで、


明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……


(^^)/~~~


合掌


参考 『仏教百話』(増谷文雄 ちくま文庫



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