浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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ある日のお釈迦様⑯🙏

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)


今日の鋸南町勝山は、
朝からどんより曇り空
☁☁☁

その後、雨が降ったりやんだり、
時折、本格的に降る時間帯もあり

すっきりとしない一日でした
💦💦💦


とはいえ、
このところ雨が全く降らず、
空気が乾燥していたので、

久しぶりにいいお湿りになった、
といい方に考えたいと思います
😊😊😊




さて今日は、
ある日のお釈迦様
その⑯をお届けします🙏




今日お届けするお話は
「いずれか勝者なる」
というお話です。


それでは、はじまりはじまり~


~~~~~~~~~~

ある時、お釈迦さまが王舎城
竹林精舎にいた時のこと、

一人の修行者が怒鳴り込んできました。

同族の若者がお釈迦様の教えを聞いて
出家してしまったのを
快く思わなかったのです。


大変な勢いで怒鳴り込んできて
ありとあらゆる罵詈雑言を
お釈迦さまにあびせました。


お釈迦さまはじっと平静を持して
沈黙を続け、何一つ応答しませんでした。


その態度を見て、修行者は
お釈迦さまが返答に窮したのだと
勘違いしたらしく、


「汝は負けたのだ、私が勝ったのだ」


と言いました。


するとお釈迦さまは
静かに修行者に言いました。

「愚かなるものは勝てりという
 されど、まことの勝利は
 よく堪忍を知る者をいうのである

 忿(いか)れる者にいかりかえすは、
 悪しきことと知らねばならぬ

 忿れる者にいかりかえさぬ者は
 二つの勝利を得るのである

 他人のいかれるを知りて
 正念におのれを鎮める者は、

 よくおのれに勝つとともに、
 また他人に勝てるものである」


このように教えられた修行者は
深く自らを反省して、

自分自身もお自分自身も弟子となり、
やがて悟りを得られたということです。

~~~~~~~~~~

如何でしょうか……


怒りに怒りで返したら、
あらたな新たな怒りを生み、

怒りが鎮まることがありません。


そのことは、これまでの歴史が
証明していることです。


それでも、怒りを鎮めることは
なかなかできないことですね。


恥ずかしながら、
私自身を振り返っても
「いかり返さぬ」の境地には
まだまだほど遠いです💦💦💦


しかし、お釈迦さまの


「いかりに対して
 いかりかえさぬ者は

 おのれに勝つとともに、
 また他人に勝つものである」 


という教えをこころに刻んで、


少しづつでも怒りを鎮めるように
心がけて過ごしたいですね(*^^*)



それでは今日はこのへんで、


明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……


(^^)/~~~


合掌


参考資料
『仏教百話』(増谷文雄)




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