浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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ある日のお釈迦さま㉓と お休みのお知らせ🙇‍♂️

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南無阿弥陀


みなさんこんにちは(^O^)


今日の(も)鋸南町勝山は
朝から快晴🌞🌞🌞


台風の影響か、
風が少々強く吹きましたが、
風も「熱風」で、

「酷暑」という言葉がピッタリの
暑さがたいへん厳しい一日でした
💦💦💦


さて今日は
「ある日のお釈迦さま」
その㉓をお届けします~🙏



今日お届けするお話は

「乱暴者と呼ばれて-三毒ー」
というお話です。

それでは、はじまりはじまり~

~~~~~~~~~~

ある時お釈迦さまが
王舎城祇園精舎におられた時のことです

一人の村人がお釈迦さまを訪ねてきました

彼はそのあたりの村長で、
村人から大変評判が悪い男でした

それを苦にして
お釈迦さまの教えを受けたいと思い
訪ねてきたのです。


男はお釈迦さまに尋ねました
「人々は私を〈乱暴者〉と言います、
 それはどういう理由からでしょうか?

 世の中には
 〈柔和だ〉と言われる人もいます

 
 〈柔和な人〉と言われるのは
 どんな理由からでしょうか?」

お釈迦さまは
彼の上に慈眼をそそぎながら
お答えになりました。


「ここに一人の人があって
 貪欲の心を抱いたとする
 すると彼は
 貪りの心の為に他人の怒りにあい、

 
 他人の怒りにあえば、
 彼もまた怒るであろう

 そうすると人々は
 彼を〈乱暴者〉ということになる


 またここに憎しみの心を
 抱く人がいたとする

 
 彼は憎しみの為に他人の怒りに会い
 彼も又怒りを発し〈乱暴者〉と
 呼ばれることになる


 またここに愚かしい心を
 抱く人がいたとする

 彼は愚かさの為に他人の怒りに会い
 彼も又怒りを発し〈乱暴者〉と
 呼ばれることになる


 しかるに、一人の人があり
 既に貪りも憎しみも愚かな心も
 すべて捨ててしまったらどうだろうか?

 彼は他人の怒りに会うことなく
 自ら怒りを発することもないだろう


 かくて人々は彼を
 〈柔和な人〉ということになるのである」

そのようにお諭し下さった、
ということです。


~~~~~~~~~~~~


このお話は

「乱暴者」と呼ばれるか
「柔和な人」と呼ばれるかは、

元をたどれば自分自身の
「貪り」と「憎しみ」と「愚かな心」、


つまり


「貪・瞋・痴」の「三毒煩悩」を
いだくか否かによる、
ということを教えて下さっています。


私たち人間、


煩悩をすべて断ち切ることは
とうていできませんが、


できる限り抑えるように心がけて
互いに穏やかな日々を
過ごしていきたいですね🙏


それでは今日はこのへんで


明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……


(^^)/~~~


合掌

参考『仏教百話』(増谷文雄 ちくま文庫



追記
7日(月)、9日(水)、11日(金)
の投稿は、所要の為、お休みします。
次回の更新は14日(月)の予定ですが、
お盆中なのでお休みするかもしれません💦

あらかじめご報告申し上げますm(__)m

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