浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

※ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ある日のお釈迦様⑲

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)


今日の鋸南町勝山は


朝から快晴~🌞🌞🌞


気温も上がって
春本番を思わせるような
おだやかな一日でした~(*^^*)


週末は、又、
くずれるようですネ……😢


一雨ごとに
本格的な春が近づいている思えば
それも、またよしですね~😅😅😅



さて、今日は
「ある日のお釈迦さま」
その⑲をお届けします🙏




今日ご紹介するお話は
「それは汝のものなり」
というお話です。

それでは、はじまりはじまり~


~~~~~~~~~~

ある時、お釈迦さまが
王舎城の竹林精舎にいた時のことです。

一人の異教の修行者が
大変な勢いで怒鳴り込んできました。


その修行者の同族の者が、
釈迦さまに弟子入りしたのを
怒ってのことでした。

お釈迦さまは、
しばらく彼の罵詈雑言を
じっと黙って聞いていました。

やがて、

少し静かになったところで
彼に向かって言いました。


「あなたの家にも
 時にはお客さんが訪ねてきて
 ご馳走を振る舞うことがあるだろう

 その時、お客さんが
 ご馳走を食べなかったら、
 そのごちそうは
 誰のものになるだろうか?」


お釈迦さまのお尋ねにたいして、
修行者は、


「食べてもらえなければ、
 また私のものとなるよりほかない」
と答えました。


すると、お釈迦さまは
このようにおっしゃいました。


「今日、あなたは私の前に
 いろいろと悪しき言葉を並べたが、

 私はそれを頂戴しない

 だから、悪しき言葉は
 あなたのものとなるよりほかない。


 もし、私がののしり返したら、
 主と客が食事を共にすることになる。

 
 だが、私はそのごちそうは頂戴しない」


そしてお釈迦さまは、
次の偈を説かれました。


「忿(いか)れるものにいかりかえすは、
 悪しきことと知らねばならぬ。

 忿れるものにいかりかえさぬ者は、
 二つの勝利を得るのである。

 他人のいかれるを知りて
 正念におのれを鎮める者は、

 よくおのれに勝つとともに、
 また他人に勝てるものである」


そう諭された修行者は
お釈迦さまのお弟子となり、
やがてお悟りを得られた、
ということです。


~~~~~~~~~~

いかがでしょうか?


誰でも、人にののしられれば
いい気持ちはしませんよね(^^;


それどころか、
怒りにまかせてののしり返す、
ということもあるかもしれません。


しかし、そうなったら
怒りは、いつまでも
尽きることはありません。


お釈迦さまは


怒り返さず、自身を鎮めることは
相手と自分自身の
二つに勝利するものである、


と、説かれています。


現実には難しいことだと思いますが
💦💦💦


「イラッ💢」とした時には
ちょっと一息ついて、

お釈迦さまのお言葉を思い出して
心を静められるといいですね(*^^*)



それでは今日はこのへんで


明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……


(^^)/~~~


合掌

参考『仏教百話』(増谷文雄・ちくま文庫


ぐんちゃん和尚の「おはなし聞きます(^O^)」

辛かったこと、悲しかったこと、今悩んでいること、うれしかったこと……
何でもおはなしお聞きします(^O^)
基本的にお話をお聞きするだけで、
こちらからの積極的なアドバイス等はいたしません。
先ずは、サイドバーの「お問い合わせフォーム」から
お申し込みください。
「お名前」は実名でなくてもOKです!!
ご希望の日時と方法(例:ご来寺、お電話etc.)を
調整させていただきます😀
秘密は厳守します。