浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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法然上人 御往生までのお姿④

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)

今日の鋸南町勝山は、朝から快晴🌞🌞🌞
気温も上がり、
気持ちのいい冬晴れの一日となりました。

ここ数日、寒さは厳しいものの
いいお天気が続いていて、
うれしい限りです\(^o^)/

が、天気予報によると
明日から崩れるようです……💦

今日の晴れを大事に
極力お日さまを浴びて
堪能したいと思います😄


さて今日は、
法然上人ご往生までのお姿 その④
をお届けします。

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浄土宗 元祖 法然上人

前回の③では
法然上人ご往生5日前、
1月20日のお姿について書きました。

gunjima-taii.hatenablog.com
gunjima-taii.hatenablog.com
gunjima-taii.hatenablog.com

今日は、
法然上人が息を引き取る2日前、
1月23日のお姿
お伝えしたいと思います。

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1月20日以後も、
法然上人は身を床に横たえながらも
口には「ナムアミダブツ……」と
絶え間なく称えながらお過ごしになっていました。

そして1月23日

常に法然上人のお側に付き添い、
病の移ろいを見守っていた
お弟子の源智上人が

その日、僅かではありますが
法然上人のお加減が穏やかなのを見て取り、
恐る恐る声をかけました。

「お師匠さま、一つお願いがございます。
 お念仏の教えに尽きましては、
 これまで長きにわたり
 承ってまいりましたが
 改めて、教えの肝要を
 お書きとどめいただき、
 後の世までの〈かたみ〉とさせていただきたく存じます」

この源智上人の求めに応え、
病の床に身を起こし
自ら筆を執って、
法然上人が生涯をかけて説き伝えられた
お念仏の教えの肝心要を
一枚の紙にお書きとどめになりました。

そして、書き終えると、
今、したためた紙の裏側に、
「この一紙に記したことに、
 全く嘘偽りも誤りもなし」

との証として

両の手形を押されたのです。

こうしてお書き残し下さったのが、
「一枚起請文」です。

「一枚起請文」の本文と現代語訳は、
浄土宗公式ホームページをご参照ください
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

一枚起請文 いちまいきしょうもん | 浄土宗【公式WEBサイト】


この「一枚起請文」は、
まさに法然上人の
「ご遺言」のお言葉であり、

そして、お伝記に
「末代の亀鏡
(=遠い将来までのお手本)」

と示されているとおり、

今の私たちにとっての
浄土宗・お念仏の信仰の「お手本」として
敬い頂戴しているお言葉です。

源智上人は、
法然上人から授かった「一枚起請文」を
生涯首にかけて、お念仏を称えながら
過ごされたと伝えられています。

法然上人が往生を遂げられてから
既に800年以上がたっていますが、

今でも、僧侶・檀信徒の隔てなく
ことあるごとに声に出して共々にお読みしています。

私も、源智上人が
生涯「一枚起請文」を首にかけて
お念仏一筋の生涯をおくられた姿を
お慕い申し上げて、

「一枚起請文」を
法然上人より直々に賜った
「ご遺言」「かたみ」と受けとめて、
これからもお念仏に励むと共に
み教えを一人でも多くの方に
お伝えできるよう
精進してまいりたいと思います。


それでは今日はこのへんで、

明日が皆さんにとって良き一日となりますように
(^^)/~~~

合掌