浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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私の好きな本 その⑧

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)
今年最後の3連休、いかがお過ごしでしたか?

お天気にも恵まれ、世間では
コロナ感染が拡大する中ではありますが、
go-toトラベルを使って旅行に出かける人が沢山いたようですね😄
京都 嵐山の様子がテレビで伝えられていましたが、
もの凄い人出でしたね~

私はというと、お仕事で八王子へ🚙
22日は霊園での法事二件、23日はセレモニーホールでお葬式を勤めました。
八王子も高尾山目当ての方が多かった為か、
車の交通量がけっこう多かったです。

ご法事のお客様の中には、渋滞に巻き込まれ、
開始時刻に間に合わず、遅れておみえになった方もありました💦

八王子のイチョウ並木は黄色く色づいてとてもキレイでした
写真を撮り損ねたのが心残りです😅

さて、今日は 
「私の好きな本」シリーズその⑧をお届けします。

今日ご紹介するのは、久しぶりの重松清先生の本から
『青い鳥』です。

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8編の物語から構成されていて、
どの物語にも、問題を抱えた中学生が登場します。
(そのうちの一編は、中学を卒業して7年後が描かれます)

そして、全ての物語に、一人の先生が登場します。

悩み苦しむ中学生の前にある日突然現れ、
生徒と向き合い、静かに去っていきます。

と書くと、
例えば「金八先生」みたいな、
絵にかいたような素晴らしい先生をイメージする人が
多いんじゃないかと思いますが、

この本に登場する「村内先生」は、
ちょっと違います。

村内先生は吃音があり、うまくしゃべれません。
だから、村内先生がしゃべることは、

本気のことだけ。
本当に大事なことだけを、
激しく言葉をつっかえながら、
本気で一所懸命しゃべります。

村内先生の本気の言葉は、

どれも皆、
私の心を激しく揺さぶりました。

作者の重松先生は後書きの冒頭で

「初めてヒーローの登場する物語を書きました」

と書いています。

世間のかっこいいヒーロー像とは全然違うけど、
私にとっては、確かにあこがれのヒーローで、
私も村内先生に少しでも近づきたいなぁ
とも思いました。

テレビをつければ、軽い言葉ばかりが飛び交う毎日ですが、
本当に大事な事を伝える
「一言の重み」を考えさせられた一冊でもありました。

って、これだけ読んでも何だかわからないと思いますが💦
絶対おすすめの一冊です!!

気になる方は是非読んでみて下さい!!

それでは今日はこのへんで。
明日が皆さんにとって良き一日でありますように
(^^)/~~~

合掌