浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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2月15日は「涅槃会」でした🙏

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)

昨日、2月15日は
お釈迦さまが入滅された
(=お亡くなりになられた)
「涅槃会(ねはんえ)」
の日でした。

涅槃とはインドの古い言葉の
ニルヴァーナという言葉が
中国に伝わった時に


音に漢字を当てて
「涅槃」と表されたもので、


元々の意味は
「消えた」という意味です。


お釈迦さまは息を引き取るとともに
「ろうそくの灯が燃え尽き消えるごとく
 全ての煩悩が消え去った
 安らかな境地に入られた」
ということを意味しています


涅槃会にあたり、お釈迦さまが
お亡くなりになった時の様子を描いた
「涅槃図(ねはんず)」
本堂に掲げました🙏



当日は、ご近所の方が数人、
涅槃図のお参りに来て下さいました



中央上の部分に
まん丸の満月が浮かんでいます



15日=満月の夜に
お釈迦さまは涅槃に入られた、
ということを表しています。


真ん中に大きく描かれているのが
お釈迦さまです



お釈迦さまは、最後
「頭北面西」、つまり
頭を北に、お顔を西に向けて
息を引き取られました


お釈迦さまの周りを
4対(8本)の木が
取り囲んでいます


この木は「沙羅の木」です


沙羅双樹の花の色
 盛者必衰の理をあらわす」

の「沙羅の木」です



向かって左の4本は、
葉が茶色く枯れていて、
残りの、右4本は
青々としています

これは「四枯四栄(しこしえい)」
といって、

枯れてしまった4本は
お釈迦さまといえども
肉体が滅ぶのは逃れられない、
ということを表し

青々と茂ったままの4本は
お釈迦様のお身体は滅しても
み教えは後世に残り栄える、

ということを表しています


お釈迦さまの前で気を失って
倒れているのが、

お弟子の「阿難さま」です



阿難さまは常にお釈迦様のお側に仕え
ご説法を聞いていたことから
「多門第一」と讃えられるお弟子さまです

お釈迦さまがご入滅されて
ショックのあまり気を失って
倒れてしまったのです


となりに描かれているのが
阿那律(あなりつ)」さまです。


阿那律様が、阿難さまの顔に水を注ぐと、
阿難さまは意識を取り戻しました


阿那律さまは阿難さまに、


「お釈迦さまが涅槃に入られたのは
 悲しいことではあるが、

 お釈迦さまの教えは
 残されているではないか

 これからはお釈迦さまの教えを
 説き広めて、人々を救い、
 お釈迦さまのご恩に
 報いようではないか」

とお諭しになったということです


今、私たちはお釈迦さまにお会いして
直々に教えをお聞きすることはできません


そのことは誠に
悲しいことではありますが

幸いに、教えは今に伝えられています


これも偏に、

阿難さまや阿那律さまをはじめ
これまでの数知れの多くのお祖師さまが
教えを説き伝えて下さったからにほかなりません

教えを伝えて下さったお祖師さまの
ご恩に感謝申し上げるとともに

私も、一人でも多くの方に教えをお伝えし
後の世にも伝えてられるように
精進してまいりたいと思います


それでは今日はこのへんで


明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……


(^^)/~~~


合掌

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