浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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施餓鬼会にちなみ

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)

今日の鋸南町勝山は、
朝のうち、少々雲が多かったものの

お昼前からは
スッキリ晴れました~
🌞🌞🌞

空は青空に入道雲
完全に「なつぞら」です!!

そして、遂に待ちに待った
梅雨明けです~🙌🙌🙌

本格的な夏到来!!

と喜んだのも束の間

残念なご報告が一つ😢


今年は開設予定だった
鋸南町南房総市の海水浴場、

一転、開設しない
ことになってしまいました😥😥😥

理由は、
東京の感染者数の激増とのことです💦

ここ数日の感染者数を考えると
やむを得ないことですかね……😢

正直、ちょっぴり残念です

来年こそは、
南房総の夏の海に、
多くの方がお越し下さることを
願っております🙏


さて、


以前も書きましたが
東京近県の浄土宗寺院では
例年5月から8月にかけて
「施餓鬼会」
厳修されています。

gunjima-taii.hatenablog.com


施餓鬼の由来

これも以前も書いたことですが、
「施餓鬼会」の由来が説かれるお経は


お釈迦さまのお弟子の阿難さまが

ある日の夜中、
一人静かに瞑想をしていると

突如恐ろしい姿の餓鬼が現れ
「汝は三日後に命尽きて
 餓鬼道に堕ちるであろう」

という宣告を受ける、

という場面から始まります。

「〈餓鬼〉って、なに?」

ところで、そもそも
「餓鬼」とは何かというと……、

仏教では、私たちは
「地獄・餓鬼・畜生・
 修羅・人間・天上」

の六つの世界(=六道)を

生まれ変わっては死に、
生まれ変わっては死に……を
繰り返している(=「輪廻」)
と説かれています。

これを
「六道輪廻
(ろくどうりんね)」

といいます。

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「六道輪廻」


この「六道」の中の一つが
「餓鬼」の世界で、
欲深いものが堕ちる世界です。

餓鬼の世界に堕ちたものは
恐ろしい姿に生まれ変わり

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食べることも飲むこともできず
飢え苦しむといいます。

この度人間の世界に
生まれ合わせることができた
私たちですが、

人の身を受ける前には、

記憶にはありませんが
餓鬼の世界に生まれ、

飢え苦しんでいたことも
あったんですね💦💦💦

そして、
人間として生きている間の
行いによっては、
息絶えた後、
餓鬼や、もしかしたら
地獄に堕ちる、
ということにもなりかねません。

「阿難さまは何故〈餓鬼道に堕ちる〉と宣告されたのか?」

では何故、阿難さまは
「餓鬼道に堕ちる」との
宣告を受けたのでしょうか?

私が教えを受けた先生からは

「阿難さまも、
 お釈迦様に弟子入りして間もない頃は
 自分の覚りを求める心ばかりが強く
 人を思いやる心に少々欠けることが
 あったからではないか」

と教えていただきました。

「私たちのありさまは?」

では、私たちは如何でしょうか?

我が身を振り返れば、どうしても
「我が身が大事」
という心に振回されて、

時には自分でも気付かぬうちに
人を傷つけてしまうことも
あるかもしれない……、

そんなお互いではないでしょうか?

「餓鬼道に堕ちる」
との宣告は
阿難様お一人に限らず、
今の私たちに対しての
宣告でもあったのです。

私をお救い下さる「 阿弥陀さま」

そんな、放っておけば餓鬼の世界に
落ちかねない私たちを、

この身このままで
極楽浄土という仏さまの世界に
救おうと願って下さっているのが
阿弥陀さま」
という佛さまです。

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浄蓮寺ご本尊 阿弥陀佛 向かって右が観音菩薩 左が勢至菩薩


阿弥陀さまは
「我が身が大事」との心に振回され
知らぬ間に罪を造りかねない、

そんな私たちを哀れみ、

「ナムアミダブツと
 称える者を分け隔てなく、
 必ず極楽へ救う」

とお誓い下さっています。

阿弥陀さまのお救いを信じ、
「ナムアミダブツ……」
称えながらこの世を過ごしたならば

放っておけば餓鬼道に堕ちるかもしれない、

そんな私たちも、

この身このままで、
必ず極楽に
お救いいただけるのです。

罪を造らぬように心がけつつお念仏を

とはいえ、
「ナムアミダブツさえ称えれば
 極楽に救ってもらえるなら、
 悪いことをしても
 かまわないじゃないか」

と思ったら、大きな誤解です。

法然上人は
阿弥陀さまの救いを信じて
 ナムアミダブツ……と
 称えつつ、

 極力罪を造らないように
 心がけなさい」

とお諭し下さっています。

この法然上人のお諭しの通り、

造らずにすむ罪は
できるだけ造らないように
心がけると同時に

極楽へお救いいただくことを願い、
阿弥陀さまにおすがりして、
「ナムアミダブツ……」と
お称えいただきたいと思います。

それでは今日はこのへんで

明日が皆さんにとって
良き一日となりますように

(^^)/~~~

合掌


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