浄土宗 浄蓮寺

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法然上人とゆかりの人々㉕

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南無阿弥陀


みなさんこんにちは(^O^)


今日は
法然上人とゆかりの人々」
その㉕をお届けします🙏

浄土宗 元祖 法然上人


今日ご登場いただくのは
「阿波介(あわのすけ)さま」
です


阿波介さまは、元は陰陽師
人が右と言えば左といい
左といえば右といって

人の心をたぶらかすことを
得意とするような

かなりのへそ曲がりで
世間の”鼻つまみ者”
だったようです


ある時、京の都の伏見から
播磨の国うらこに行く途中


道に迷ってしまい
何ごともなければ1日で行けるところ
3日かかってようやく辿り着けた、
という経験をしました


その時、阿波介さまは
「この世の道を行くにも
 先達がなければひどい目に合う

 まして命尽きた後の道のりは
 よほど良い先達の導きが必要だ」

と思い立ちます

運よく、熊谷蓮生房の手引きにより
法然上人との出会いを果たし


法然上人と寝起きを共にしながら
お念仏の教えを受けて、
熱心な念仏者になりました



ある時、
法然上人がお弟子の聖光さまに
お尋ねになりました

「阿波介の称える念仏と
 私、法然の称える念仏

 どちらが勝ると思うか?」

聖光さまは、誰が称えても
お念仏の功徳に差はない、と
承知していましたが

わざと、
法然さまのお念仏の方が
 功徳がはるかに優れています」

とお答えになりました

すると法然上人は
にわかに顔色が変わり
聖光さまを厳しく諫めました

「聖光よ、そなたは日頃から
 一体何を学んできたのか⁈

 阿波之介も
 ”阿弥陀ほとけ、我を助け給え”
 と願って念仏称えておる、
 私、法然もそれは同じだ

 ”助け給え"と願い称える念仏に
 功徳の差があるはずが
 ないではないか!!」

聖光さまは、
法然上人のお言葉を受け

「”念仏の功徳に変わりはない、と
 もとより承知はしていたが、

 お念仏の教えの肝要を
 はっきりお諭しいただけて
 喜びのあまり、
 涙を抑えずにおれなかった」

と語られたということです


それからも阿波介さまは
熱心にお念仏を称える日々を
お過ごしになります


最後は、奥州平泉の金色堂の前で
西に向かい念仏を百辺ほど称え
息絶えられました


屍体の骨は悉く水晶のように
光り輝いていたということです



誰が称えようと功徳の差はない
「南無阿弥陀佛」のお念仏


皆さんも是非お称えいただきたいと思います🙏


それでは今日はこのへんで


明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……


(^^)/~~~


合掌



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