南無阿弥陀佛
みなさんこんにちは(^O^)
今日の鋸南町勝山は、
朝から雨☂☂☂
風も非常に強く、10時頃には
「暴風波浪警報」が発令されました😱
しかし、午後3時頃には雨もほぼやみ
風もおさまって夕方には
お日さまが顔をのぞかせてくれました😊
土曜日に東北を襲った地震、
大きな被害が出ているようです。
心よりお見舞いを申し上げます。
鋸南町は震度4。
けっこう長く揺れましたが、
物が落ちたりということもなく
なとかやり過ごせました💦
さて、今日2月15日は
お釈迦様がご入滅された(亡くなられた)
「涅槃(ねはん)」の日です。
「涅槃」とは、インドの古い言葉の
「ニルバーナ」が
中国に伝わった時に
音にそのまま漢字を当てて
「涅槃」と表されたとのこと。
もともと「ニルバーナ」とは
「(ろうそくの火が)
吹き消された状態」
という意味で、
一切の煩悩が滅した状態を表します。
お釈迦さまは
2月15日の夜半、クシナガラの地にて
まさにろうそくの灯が静かに消えるように
80歳のご生涯を閉じられました。
お釈迦さまが御入滅された2月15日
全国の寺院では
お釈迦様の入滅の様子を描いた
「涅槃図」を掲げ
「涅槃会」が勤められます。
北陸地方では、
「涅槃会」に
お釈迦さまのお骨をかたどった
「涅槃だんご」をまいて、
それを拾って食べると
一年無病息災に過ごせるということです😄
浄蓮寺でも例年「涅槃図」をかけ
檀家の方がお参りにみえますが……、
今年はコロナ感染拡大防止の為、
檀家の皆さまの参拝は
残念ながら中止させていただきました💦
しかーーーし、
何もしないのも悲しすぎるので、
例年通り「涅槃図」をかけて
お花と供物をお供えしました。
地元の皆さんに
直接お参りいただけないのは
大変寂しいかぎりですが、
その代わりに……
今年はネット公開させていただきます👏👏👏

お釈迦さまが中央に
おつむりを左側にして、
お顔をこちらに向けて
身を横たえています。
(「頭北面西」を表しています)
正面上方には、満月が。
2月15日、まさに満月が静かに照らす中、
お釈迦さまは息絶えられたのです。
「泣き顔を
描きつくしたる 涅槃像」
お弟子さまをはじめ、
動物や虫にいたるまで、
皆、涙を流して
お釈迦さまの入滅を悲しんでいます。

常にお釈迦さまのおそばに仕え
ご説法を最も多く聞いておられたことから
「多聞第一」と称えられる
「阿難尊者」は
悲しみのあまり気を失っているようです。
お釈迦さまを産み落とした7日後に
お亡くなりになったお母さま
「摩耶夫人」も、
お釈迦さまの入滅を知り
天界からお下りになりました。

お釈迦さまを囲むように
四方に木が描かれています。
これは「沙羅の木」です。
二本ずつ、八本が描かれています。
二本対になっていることから
「沙羅双樹」と呼ばれています。
『平家物語』の
「……沙羅双樹の花の色、
盛者必衰の
ことわりをあらわす」
の「沙羅双樹」です。
この沙羅の木、
向かって左の4本が緑、
右の4本が茶色っぽく
枯れたように描かれています。
お釈迦さまの入滅を悲むあまり、
8本のうち4本が枯れてしまった、
ということです。
浄蓮寺の涅槃図は
茶色っぽく描かれていますが、
「鶴の如く真っ白く枯れてしまった」
というお経の説に従って、
枯れた木は白く描かれることが
多いようです。
残りの4本は、青々と葉が茂っているのは、
「お釈迦さまの肉体は滅しても、説かれた教えは後世に残って栄える」
ということを表しています。
お釈迦さまは涅槃に入る直前、
>>
「この世のものはすべて移ろい壊れゆくものである。怠らず精進しなさい。これが私の最後の言葉である」<<
と説かれ、目を閉じ、
静かに息を引き取られたのでした。
お釈迦さまの最後のご説法を
我がこととして受け止め、
一日一日を
大事に過ごしていきたいですね😊
それでは今日はこのへんで
明日が皆さんにとって良き一日となりますように
(^^)/~~~
合掌