浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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お通夜は何のためにするの⁉️

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^o^)

今日も鋸南町勝山は、

昨日と同様雲が多少多く感じたものの

おおむね晴れ☀️そしてとても暑い一日でした!

 

台風から変わった温帯低気圧の影響か、

けっこう風が吹いてましたが>_<

窓が開けられない程でもなく、

厳しい暑さの中にも、

まずまずのコンディションで過ごせました‼️

 

今日は都内の斎場でお通夜を勤めました。

 

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明日も同じ斎場でお葬式を勤めるので、今日は近くのビジネスホテルに停滞です。

 

近頃は、お通夜のない一日葬とか、お葬式をしないで火葬場で短い読経をしたり、何もしないで火葬したり……。

色々な形態があるようですね💦

 

何となくお経を聞いてると

皆同じように聞こえるかもしれませんが、

 

お通夜にはお通夜の意味付けがあるし、お経も全て同じではないんですよ😅

 

ちなみに、私はお通夜は和語(訓読)で、お葬式は漢語(音読)でお経を読み、あえて雰囲気をガラッと変えて勤めています。

 

浄土宗のお通夜の内容は、

①懺悔

生前、知らず知らずのうちに重ねた罪を阿弥陀さまに告白し悔い改め、心身共に清らかになります。

②極楽に救われる為、佛さまの弟子となる

その為に

1、剃髪・煩悩の象徴である髪を剃る作法

(実際剃るわけではありません😅

カミソリを当てる作法をするだけです)

2、三宝(佛法僧)に帰依することを誓う

(故人さまご自身では誓えませんので、僧侶が成り代わって誓いの言葉を称えます)

この2つの作法によって、

故人さまは真の仏弟子となります。

③戒名の授与

仏弟子となった証として「戒名」が授けられます。

④発願

極楽に救われた後、この世に還って残された方が極楽へ救われるようにお導きしたい、という願いを発します。(これも故人さまに代わり僧侶が称えます)

⑤念仏廻向

阿弥陀さまのお迎えを受け、無事極楽へお救いいただけますように、至心に「南無阿弥陀佛……」と称えます。

 

以上が、お通夜の大まかな流れです。

私は、一つ一つ解説しながら勤めています。

 

元々この一連の流れは、息を引き取って間もなく勤める「枕経」ですることでしたが、いつの頃からか(東京近郊では)お通夜でやるようになってます。

 

もっと本来のことを言えば、

「生きているうちにこの儀式作法を受けて佛さまの弟子となり、仏教徒としてこの世を生きる」のが、本来のあり方です😅

 

近頃、お通夜が省略されてしまうことも多くなってきたようですが、このような意味があって勤めていることなんです😊

 

私たち僧侶の「説明不足」が一番の問題だと思いますが🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️皆さんに、少しでも関心を持っていただけるとうれしいです(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

それでは今日はこのへんで

明日がみなさんにとって良き1日になりますように^^)/~~~

合掌