浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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棟札

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)

今日の鋸南町勝山は、
早朝は雲がかかり、
半そでのTシャツ一枚では少し涼しく感じる程でしたが

日中は「梅雨の晴れ間」を通り越して、
非常に暑い一日となりました。

そんな中、解体作業が再開されまして
金曜日にもご報告しましたが、重機が入ると早いですね~(>_<)

金曜日にはこんな状態でしたが、


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今日の午前中にはこんな感じになり

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今日の作業終了時には、こうなりました(T_T)

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建物は全て姿を消しました


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上物はその姿を消して
足場も全て撤去されました。


ところで

金曜日の作業の時に
本堂に打ち付けてあった「棟札」を業者の方がきれいに取り外してくれました

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棟札(表)
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棟札(裏)


本堂を建てた時の住職であった私の祖父、定戒上人の字です。
近所の子供たちに、お習字を教えていただけあって、見事な字です。

表面には
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真ん中に「南無阿弥陀佛」、
向かって右に「建立常然」、左に「無衰無変」と書かれています。

この「建立常然 無衰無変」という言葉は
浄土宗で拠り所とするお経の一つ、『無量寿経』というお経のお言葉です


どういう意味かというと

阿弥陀佛の建てる極楽浄土は、
 一たび完成されたら永遠不滅であり衰えることも変化することもない」
ということです。


極楽にあやかり、
建立される建物が永くこの地にとどまりますように、
永くお念仏の道場として、人びとの心の拠り所となりますように、

そんな願いを込めて、浄土宗の本堂を建てる時
棟札にこの言葉を記すことが一般的になっています。

浄蓮寺の本堂は、建立以来60年。
「無衰無変」というにはちょっと短かったかな…と
今更ながら残念に思うと同時に

やはりこの世は「壊れゆく世界」「無常の世界」であるということを
今更ながら受止めさせてもらいました。

この世は極楽浄土ではありません。
「無衰無変の世界」ではないのです。

この世は、「壊れゆく世界」であり、
「壊れゆく世界」である故に、
悲しみ悩み苦しまなければならない世界でもあります。


ならば、「無衰無変の極楽世界」へ救われるには
一体、どうしたらいいのか?

難しいことは何一つありません

阿弥陀さまの救いを信じ願って
「ナムアミダブツ…」と口に称える
ただそれだけです。

この度の人間としての一生を生き抜いた後
今度生まれ変わる時は、
「無常の世界」を離れて是非とも極楽へお救いいただきたい
その為にも、これからもお念仏怠らず励んでいこう

そう、思いを新たにさせていただきました。

それでは今日はこのへんで
明日が皆さんにとって良き一日でありますように
(^^)/~~~
合掌