浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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私の好きな本 その⑦

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)
今日の鋸南町勝山は、
多少雲が多かったものの
おおむね晴れ

気温がぐっと下がり、
肌寒い一日となりました。

寒さに弱い私には、
いよいよ本格的な冬が近づいてきたな~って感じで、
正直、ちょっとブルーです💦

明日は、一日冷たい雨の予報です☂☂☂

次の秋晴れを待ち望みたいと思います😃


さて今日は、
「私の好きな本」シリーズ その⑦をお届けします。

今回はちょっと目先を変えて、こちら

『想像する力 チンパンジーが教えてくれた人間の心』
松沢哲郎

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松沢先生は、
長年のチンパンジー研究を通じて
「人間とは何か?」
「人間の心のどういう部分が特別なのか」

指摘しています。

「親子」「社会性」「道具」「親子」「教育」……
様々な視点からチンパンジーの生態を論じていて
全編を通じて大変興味深い内容です。

長文になりますが、
本編の最後の言葉を引用しご紹介します。

人間とは何か。きっと「想像する」という部分が違うのだ。
「想像する」ということこそが、人間の特徴だと思った。
チンパンジーは、「今、ここの世界」に生きている。
(中略)
今この世界を生きているから、
チンパンジーは絶望しない。
「自分はどうなってしまうんだろう」とは考えない。
たぶん、明日のことさえ思い煩ってはいないようだ。
それに対して人間は容易に絶望してしまう。
でも、絶望するのと同じ能力、
その未来を想像するという能力があるから、
人間は希望をもてる。
どんな過酷な状況のなかでも、希望をもてる。
人間とは何か。それは想像するちから。
想像するちからを駆使して、
希望をもてるのが人間だと思う。

この言葉に、大変共感しました。

人間にあって他の動物にないものの一つに
「宗教」がありますが、

「想像力を駆使して希望をもち、絶望を乗り越える」為の
人間特有の智慧の結果の現れの一つが
まさに「宗教」なのであろうと思いました。

興味のある方は、是非読んでみて下さい!(^^)!

それでは今日はこのへんで
明日が皆さんにとって良き一日でありますように

(^^)/~~~
合掌