浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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私の好きな本 その④

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)

今日の鋸南町勝山は、
朝から快晴!!

台風の影響か、大変蒸し暑い一日でした。
窓を開けていると、風が入ってくるんですが、
その風が「熱風」なので、
結構キツかったです。

九州の方では、台風の被害が結構出ているようです。
心よりお見舞いを申し上げます。
又、お亡くなりになった方には
つつしんでお念仏御廻向を申し上げます。


朝、何人かの先輩友人に連絡を取り様子を聞いたところ、
風がひどいけど何とか大丈夫だとのこと。
一人の友人のところでは、
停電もなく無事過ごしているとのことで、
ホッとしました。

さて、今日は
「私の好きな本」シリーズ その④をお届けします!!

今日ご紹介するのは、前回に続き
重松清さんの作品

『カカシの夏休み』です!!
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「夏休み」という題名にひかれて、
久しぶりに読み返してみました😅


主人公の「コンタ」(コタニ→コッタ→コンタ)は
小学校の先生で、5年生の担任をしています。

クラスの男の子「カズ」のせいで
学級崩壊寸前になっているのを
なかなか解決できません。

そんなコンタに子供たちがつけたあだ名は

「カカシ」

「何もできず、ただ立ってみているだけ」だから。


ある時、小学校の同級生で、
タクシー運転手をしている「コウジ」が
運転中の事故で亡くなります。

そのお通夜の場で
小学校の同級生3人と久しぶりに再会します。

みんな、それぞれ複雑な事情をかかえながら
それでも必死に生きている。

そして、

コンタは、今はダムの底に沈んでしまった故郷に
「帰りたい」という思いを募らせていきます……。


登場人物に自分を重ねて
「うん、その気持ち、わかるわかる……」
と思う部分もあったり、

登場人物に対する
重松先生の「やさしいまなざし」がにじみ出ていて、
とても温かい気持ちになります。

この作品もそうですが、
重松先生の物語には、
かっこいいスーパーヒーローのような人は
あまり出てきません。

むしろ、私たちと同じ
「うまく生きられない人」
心の奥底にある思い
絶妙に表現してくれているように思います。


タイトルの作品の他、2作品を収録しています。

気が向いたら、読んでみて下さい。

それでは今日はこのへんで。

明日が皆さんにとって良き一日でありますように
(^^)/~~~

合掌