南無阿弥陀佛
みなさんこんにちは(^O^)
今日は
「法然上人とゆかり人々」
その㉗をお届けします🙏
今日は前回に続き
「禅勝房さま」
にご登場いただきます
前回は、法然上人とのお出会いと
法然上人の下を辞する時「京土産」として
「聖道門の修行は智慧を究めて生死を離れ
浄土門の修行は愚痴に還りて極楽に生まる」
というお言葉を授かった、
ということをご紹介しました
故郷、遠江国に帰った禅勝房さまは
坊さんであることを隠し
大工を生業として生活していました
ある時、法然上人のお弟子で
禅勝房さまと共に
法然上人から教えを受けた隆寛さまが、
近くの見付の国府に滞在していた時
地元の地頭に
「さて、この国の蓮華寺という所に
禅勝房という僧がいるだろうか?」
と尋ねると
「そういうお坊さんは存じ上げませんが
禅勝と名乗る大工がいます」
ということでした
隆寛さまは
「もしかしたら
禅勝房本人かもしれぬ」
と思い、手紙を送りました
手紙を読んだ禅勝房さまは
急ぎ隆寛さまのもとに駆けつけました
禅勝房さまと対面した隆寛さまは
懐かしさのあまり庭に降りて
禅勝房さまを出迎え、
禅勝房さまの手を取り
部屋に引き上げ
互いに涙を流して再会を喜び合い、
昔を語り合いました
隆寛さまは禅勝房さまに言いました
「法然上人は
〈禅勝房は自分一人が往生すればいいと
考えるような者ではではない
必ずや、人に念仏の教えを伝える力を
具えているにちがいない〉
と仰っていたが、
教えを広めず過ごしていることは
まことに嘆かわしいことだ」
それを聞いた禅勝房さまは
「そのお言葉、
まことにごもっともなことです」
と答え、お別れになりました
隆寛さまは、
じつになごり惜しい様子で
禅勝房さまの後ろ姿を
見送りました
隆寛さまの弟子たちが
禅勝房さまに
「思いがけずお会いできたしるしに
何か一言、お授け下さい」
とお願いすると
禅勝房さまは、しばしの沈黙の後
「かまえて、おのおの
念仏申すくせ(癖)づきて 往生し給え」
(各々、常に念仏する習慣を身につけて
往生をとげて下さい)
と仰せになったということです
共々に、禅勝房さまのお言葉
をこころにとどめて、
お念仏を称える習慣を身につけて
日々のお念仏に励んでまいりましょう
それでは今日はこのへんで
明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……
(^^)/~~~
合掌
辛かったこと、悲しかったこと、今悩んでいること、うれしかったこと……
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