浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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法然上人とゆかりの人々

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)


今日の鋸南町勝山は

朝からどんより曇り空☁☁☁

「花冷え」という言葉通り、
少々肌寒く感じましたが、


日中、雲がかかって
「スカッと」とは
いかないものの


気温もそこそこ上がり、
穏やかな春の一日となりました
😊😊😊



さて今日は、
法然上人とゆかりの人々」
その⑮をお届けします~🙏

浄土宗 元祖 法然上人


今日ご紹介するのは
平重衡(たいらのしげひら)公
です。

平重衡公(ネットより借用しました)


平重衡公は、
平清盛の五男(末息子)として
生を受けました


数々の戦で指揮をとり、
戦の才能は「武勇の器量に堪える」
と評される程でした


一方で、その姿は
「牡丹の花」に例えられる程
美しかったとも伝えられています


清盛公の命により
奈良を攻めた時のこと、


民家に火を放ったところ
折からの強風にあおられ


あっという間に奈良の町は
火の海になってしまいました。


その時、東大寺も焼けて、
大仏様の首は
焼け落ちてしまいました。



そんな重衡公も、
やがて一の谷の戦いで敗れ、
生け捕りにされてしまいます。


道すがら、
さらし者にされながら
都に送られた重衡公は
「頼りとしている
 法然上人にお会いしたい」

と願い出て、
法然上人と面会されました。



重衡公は、苦しい胸の内を
法然上人に打ち明けました。


「栄華を極めていた頃は、奢りの心が強く、

 乱世になってからは戦いに明暮れ
 多くの人の命を奪い、
 大仏さままでも焼いてしまいました。

 このまま虚しく一生を終えたら
 地獄に落ち、苦しみを受けるに
 違いありません。


 もし、私如き者でも
 救われる道があるなら
 どうぞお示し下され」


そう、救いを求めました。


法然上人は、ただ黙って肯きながら
重衡公の言葉に耳を傾けて、


やがて聞き終わると、
静かに重衡公に語りかけました。


「今の我らは、ただ
 阿弥陀さまの救いを頼り
 ナムアミダブツと
 称えることしかできません。


 武士という身のうえ故に、
 戦で多くの人の命を奪ってきたことも
 大仏さまを焼いてしまったことも
 誠に罪の重いことに違いありません。


 しかし、
 阿弥陀様のお救いにすがり、
 〈ナムアミダブツ〉と称えたならば

 あなたも必ずや、
 阿弥陀様のお迎えをたまわり
 極楽にお救いいただける

 間違いのないことでございます」


法然上人は、
お念仏のみ教えを説き
戒をお授けになりました。


法然上人の言葉を聞いた重衡公は
殊の外よろこび、


お布施として、
双紙箱(一説には硯)を
法然上人に献上し、

「これを私の形見と思い、
 後生の救いを祈って下さい」

と願われた、ということです。



罪人として
囚われの身となった重衡公に対して


阿弥陀さまの大慈悲の救いを
説き示して下さった
法然上人の絶大なるやさしさに、


心を打たれるものがあります。


法然上人には
足元にも及びませんが、

このお姿をお手本といただき、
益々精進してまいりたいと思います。


それでは今日はこのへんで


明日が皆さんにとって
よき一日となりますように……


(^^)/~~~


合掌


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