浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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私の好きな本⑭

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)

今日の鋸南町勝山は
朝から雨☂☂☂

昨日も強くなったり、
弱くなったりはありましたが、
一日中雨が降り続け、

今日も一時、かなり強く降り、
「大雨警報」と
「高齢者等避難情報」

発令されました😱😱😱

加えて、風もかなり強く吹いた
時間帯もありました。

ニュースを見て
心配して電話を下さった
方もいました。

お心にかけて下さり、
感謝申し上げます🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️

お陰様で今のところ
被害なく過ごせていますが、
まだまだ油断はできません💦

このまま無事に過ごせますように
ただただ願うばかりです。

他の地域も
被害がないことを心より
お祈り致します🙏

週末も雨が続くようですね😢

この週末は、外出せずに
家で静かに読書でも……

ということで、

「私の好きな本」
その⑭
をお届けします。

👏👏👏


今日ご紹介する本は、

原田マハさんの

「たゆたえども沈まず」です。

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『たゆたえども沈まず』(原田マハ


タイトルを見て先ず思ったのは
「たゆたえども沈まず」
って、どういう意味?

ということでした

恥ずかしながら、
初めて聞く言葉でした😅

改めて調べてみると、この言葉

パリ市の市章に
刻まれている言葉なんですって!(^^)!

本の中でも
この言葉に触れています。

私なりに要約すると、

パリの街は、長い歴史の中で
セーヌ川の氾濫に
何度も苦しめられてきたけれども
その度に人々が力を合わせて
再建してきた。

そんなパリの街のありさまを
たゆたえども(揺れても)
決して沈まない、

セーヌ川の中心に浮かぶ
シテ島」に重ねて表現した言葉

ということです!(^^)!


そんなパリを主な舞台に、
フィンセント・
ファン・ゴッホ

酒に溺れ、
精神的にボロボロになっていく
フィンセントを、
生涯、物心両面から支え続ける
弟のテオドール・
ファン・ゴッホ

(物語の中では「テオ」と呼ばれています)

又、ヨーロッパにもたらされた
「浮世絵」によって沸き起こった
ジャポニズム・ブーム」
の陰で、売込みに活躍した2人の日本人。
(1人は実在、1人は架空の存在のようです)


その他、
いろいろな人の人生が
複雑に絡み合って物語は進みます。


特に心に残ったのは
兄・フィンセントを支え続けた
弟・テオの葛藤!!


画家として、いつまでも芽が出ず、
経済的にも、精神的にも
沈んでいく兄に対して
「もう勘弁してくれ……」
という思いと

大好きな兄の才能を信じて、
やっぱり見捨てられない……。

この2つの思いの間で揺れ動く
テオの切ない心は、

まさに
「たゆたえども沈まず」
というタイトルと重なって、胸にヒリヒリと迫りました😥


それと、

作品の中に出てくる絵。

この本を読むまで、ゴッホの絵と言えば
「ひまわり」「自画像」
くらいしか知りませんでした
(お恥ずかしい……💦)

この本を読んで、
本の表紙になっている「星月夜」

背景に浮世絵が描かれている
タンギー爺さん」

そして
ゴーギャンの椅子」
「ファンゴッホの椅子」

どれも、初めて見ましたが(ネットでね💦)

物語を読みながら
絵を拝見することで
より親しみが湧きました✨


興味を持って下さった方、
気が向いたら手に取ってみて下さい😅



それでは今日はこのへんで


明日が皆さんにとって
良き一日となりますように

(^^)/~~~


合掌