浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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2月29日は浄土宗第二祖 聖光上人のご命日です

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)

今日の鋸南町勝山は、
午前中は厚い雲に覆われていましたが、
お昼前頃からスッキリ晴れました🌞

気温もかなり上がって、
朝のうち着ていたライトダウンを
脱いでしまう程💦

温かいを通り越して
熱いと感じるような
一日でした😄


さて、2月があっという間に終わってしまい
今日から3月。

4年に1度
「2月29日」
が巡ってきますが、
その日は法然上人の後を継ぎ
浄土宗第二祖となられた
「聖光上人
 (しょうこうしょうにん)
ご命日です🙏

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浄土宗第二祖 聖光上人


聖光上人は
嘉禎4(1238)年2月29日
この世での命を終え
極楽へ往生を遂げられました。


法然上人のお弟子といえば
後に浄土真宗を開かれた
親鸞聖人」が有名ですが、

法然上人の教えを
そのまま受け継ぎ、
浄土宗の第二祖となられた
「聖光上人」のことは
あまり知られていないと思います。

お生まれは、
応保2(1162)年。

九州・香月の荘で生を受けました。
ご生涯のほとんどを
九州で過ごされた方であることから
「鎮西上人
 (ちんぜいしょうにん)
とお呼びすることもあります。


久留米にある
善導寺という
浄土宗の大本山のお寺を開かれたのも
この、「聖光上人」です。

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浄土宗大本山 久留米 善導寺


聖光上人ご生誕の地である
北九州市八幡西区の
「吉祥寺」というお寺は、
「藤のお寺」としても
広く知られているとのことです。

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吉祥寺の藤(ネットから拝借しました🙇‍♂️)


又、「吉祥寺」のご本尊である
阿弥陀さま」のお象は
聖光上人が
自ら彫られたお像

お腹に「腹帯」を巻いたように
作られています。

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吉祥寺 腹帯阿弥陀如来


それは何故かというと……、


実は、聖光上人のお母さまは
聖光上人を生んで間もなく
お亡くなりになっているんです。

物心ついた時に
自分を生んでくれた
お母さまはこの世にいない……。

聖光上人は、
どんなに悲しい思いをされたことでしょう。

聖光上人は
難産の末に亡くなられた
お母さまのご供養の為に、
あえて腹帯を巻いたような
阿弥陀さまのお像を
お造りになったということです。


聖光上人が刻まれた
吉祥寺の阿弥陀さま、

地元では、今でも
「腹帯阿弥陀如来と呼ばれ、
安産守護の仏さまとして
信仰を集めているとのことです。


又、聖光上人は

ご自身のお像
を作り、
お母さまに見立てた
阿弥陀さまの脇に
ご安置されました。


それは何故かというと……、


聖光上人は
お念仏の教えを説き広めるため、
各地を飛び回り、お寺に
なかなか留まっていられないので、

ご自身の代わりに毎日欠かさず、
お母さまに見立てた阿弥陀さまに
お給仕をさせていただこう、という思いで
ご自身のお像を安置されたということです😄



聖光上人
全国的にはあまり知られてませんが、
お名前だけでも
記憶にとどめておいていただけると
嬉しいです🙏

それでは今日はこのへんで

明日が皆さんにとって良き一日となりますように
(^^)/~~~

合掌