浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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「おじいちゃん・おばあちゃん」にまつわるetc

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今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」
南無阿弥陀
みなさんこんにちは(^O^)

今日の鋸南町勝山は、
台風の影響が心配されましたが、
幸いに進路が東側太平洋上にそれてくれたおかげで、

雨・風共にそれ程ひどくならず
被害もなく無事に過ごすことができました。

本当にホッとしました。

さて、今日は
今週のお題に挑戦!!
「おじいちゃん・おばあちゃん」
ということですが、

私は、3世代同居で育ちましたので、
「おじいちゃん・おばあちゃん」は
いつも一緒にいる身近な存在でした。

おじいちゃん、おばあちゃん
共に、思い出は数えきれませんが、

中でも、おじいちゃんとの別れは、
私の坊さんとしての人生に
大きな影響を与えたような気がします。

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私が高校3年生の冬、
年が明けて間もないある日のことです。

その日も、おじいちゃんは
耳が遠かったものの、特に持病があるわけでもなく
元気そのもので、普段と何一つ変わりなく過ごしていました。


私は、年が明ける前に
坊さんの資格を得るべく
仏教系の大学を推薦入試で受験し、
無事合格して、
4月の入学が決まっていました。

その日……、

父が入学金の振込など
私の大学入学の手続きを全て滞りなく完了して、
そのことをおじいちゃんに報告したそうです。

すると、
「それはよかった!!」と
とても喜び、殊の外安心した様子だったとのことです。

そして、その日はいつもと何一つ変わりなく過ごし、
いつも通り床に就きました。


しかし、おじいちゃんは
それっきり目を覚ますことはありませんでした……。

夜、眠りについたまま、
そのまま息を引き取ってしまったのです。

私はとてもショックでした。


と、同時に

私の大学入学手続きを見届けた翌日、息を引き取った、
ということが、

「これからしっかり勉強して、
 一人前の坊さんになれよ」

と、私に言い残してくれたんじゃないか……。

そんなふうに受止めました。


その時の思いは、
大学在学中はもちろん、今でも、
坊さんとしての、私の心の「根っこ」
になっているような気がします。

おじいちゃんは、極楽から今の私を見て
どんな思いでいるのでしょうか?

「よくやっているな」とほめてくれるか?
「もうちょっと、しっかりしろ」とお尻を叩かれるか?

どちらかは、私には分かりませんが😅


これからも、
おじいちゃんの思いを励みに精進していこうと、

坊さんとしての第一歩を踏み出したころを
思い出させてくれた、今週のお題でした。

それでは今日はこのへんで

明日が皆さんにとって良き一日でありますように
(^^)/~~~

合掌