浄土宗 浄蓮寺

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「六道輪廻」②生まれ変わる世界は何によって決まる?

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)

今日は都内の霊園で法事があったため
朝から午後3時位まで外出していました。

雨が心配されましたが、
幸いどしゃ降りにはならず、
しとしと雨ですみました😅

さて、今日は
「六道輪廻」その②です。

8月21日の記事で

佛教では、私たちは
「六道輪廻」していると説かれている、
ということについて書きました。

gunjima-taii.hatenablog.com

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「六道輪廻」の図 実際、説教(法話)で使っているものです


「六道」=地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上
の六つの世界を、

無始以来(=始めが無いくらい遠い過去世から)
生まれては死に、別の世界に生まれ変わっては死に、
又生まれ変わっては死に……を
ずーーーーーーーっと繰り返してきて、

この度、どんな縁があったか分からないけれども、
「人間の世界」に生まれあわせることができて、
今現に生きている、ということです。


では、
生まれ変わる世界は、何によって決まるのでしょうか?

それは
「因果の道理」という大原則に従って決まるのです。

つまり、
「原因に応じた結果を受けなければならない」
ということです。

もう少し具体的に言うと、
「善い行いをすれば、よい世界に生まれることができる
 悪い行いをすれば、恐ろしい世界に堕ちて、
 自分自身の罪の報いは自分自身で受けなければならない」

ということです。

では、「悪い行い」とは具体的に何か?
例えば「十悪」が挙げられています。

1、殺生(生き物の命を奪うこと)
2、偸盗(盗むこと)
3、邪淫(淫らな行いをすること)
4、妄語(嘘をつくこと)
5、綺語(例えば、大げさなことを言ったり誤魔化したりすること)
6、悪口(人を傷つける乱暴な言葉をつかうこと)
7、両舌(二枚舌を使うこと 陰口を言うこと)
8、貪欲(欲張り心を発すこと)
9、瞋恚(腹立ちの心を発すこと)
10、愚痴(因果の道理を信じない心を発すこと)

これらの「悪い行い」が自分自身の中に積み重なって、
その結果、息絶えたら
自分自身の罪の報いによって
恐ろしい世界に堕ちてゆかねばならない、
ということになります。


佛教では
「諸々の悪を為すことなかれ。諸々の善を修すべし」
と説かれますが、
それは、とりもなおさず
「悪いことをすれば、自分自身が苦しむから」で、
そうならないように、慈悲の心から戒められているのです。


如何でしょう?
現実には、「十悪」を一つも犯さずに生きることは、
ハッキリ言って、無理なことではないでしょうか?
(残念ながら私にはムリです😱😱😱)

しかし、罪を「減らす」ことはできるはずです。

意識しなければ一日に「100」造っていた罪を、
「99」「98」に減らせたら、
それは「小さな一歩」かもしれませんが、

一生分積み重なったら、大きな違いになるはずです!!

それに、「罪を造らないように」と意識することで、
「知らず知らず、良い習慣として身に付く」
ということにもなるかもしれません。
そうなったら、素晴らしいことだと思いませんか?😄


罪を造らずに生きられない私たちではありますが、
だからこそ、少しでも罪を造らないように心がけて、

より良い生涯をおくりたいものですね🌈

それでは今日はこのへんで
明日が皆さんにとって良き一日でありますように
(^^)/~~~

合掌