浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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「六道輪廻」私はどこからこの世に生まれてきたんだろう?

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)

今日も鋸南町勝山は、
バッチリ夏空!!

今日も全国的に厳しい暑さになりました。

皆さん、体調を崩したりしていませんか?
くれぐれも、お大事にして下さい😄


さて、
先日、今週のお題
「怖い話にまつわるetc」で「地獄」について書きました。

gunjima-taii.hatenablog.com


又、8月2日「例年ならば……その③」では「餓鬼」について書きました。

gunjima-taii.hatenablog.com


そもそも、「地獄」とか「餓鬼」って何なの?っていうと
仏教で説かれる
「六道」
という六つの世界の中の一つなんです。


皆さん、
「私は、この世に人間として生まれてくる前、
 一体どこで何をしていたんだろう?」
って
考えたことがありませんか?

中には、
「生まれる前も、死んだ後もない!!
 今生きている間だけがすべてだ!!」
とお考えの方も多いのかもしれません。


しかし、佛教ではそのようには考えません。
私たち人間は勿論、生きとし生けるものは全て
「六道輪廻」している、
と説かれます。

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「六道輪廻」の図 実際、説教(法話)で使っているものです


「六道」という六つの世界、つまり

地獄=苦しみ極まりない世界
餓鬼=飢え苦しみの世界
畜生=弱肉強食の獣の世界
修羅=戦い争いの世界
人間=生老病死の苦しみから逃れられない世界
天上=楽しみは多いが死の苦しみは逃れられない世界

この六つの世界を「六道」といいます。

私たちが生まれ合わせている「人間界」も
「六道」の中の一つです

この、「六道」=六つの世界を

「輪廻」
 つまり、無始(=いつ始まったか分からない遠い過去世)以来、
 生まれては死に、又、別の世界に生まれ変わっては死に
 又、別の世界に生まれ変わっては死に……

 ずーーーーーーーっと繰り返してきた、ということです。

ですから、私達誰もが、人間界に生まれる前には
記憶にはないけれども、「地獄」や「餓鬼」など、
恐ろしい世界に生まれ合わせていたこともあったんですね~😱😱😱

そんな中、どんな尊いご縁に恵まれてか、
この度、私たちは「人間界」に
たまたま生まれ合わせることができたのです。

如何でしょう?


「六道輪廻」の教えによれば、
果てしない永い永い間、
生まれては死に……を繰り返してきた私たちであって、

たとえ、人間として100年生きたとしても
生まれる前に輪廻してきた「過去世」の長さや、
人間としての命を終えてから、
永遠に続く「来世」の長さと比べたら

ほんの、まばたき一度ほどの
一瞬に過ぎない、ということになります。


佛教では「命」を
決して「生まれたから死ぬまで」という
短絡的な受け取りをするのではなくて、
「過去世」「現世」「来世」の「三世」を通じて
「永~~~~く続く命」のなかで
今の「生」を捉えるのです。

では、
1、生まれ変わる先は、何によって決まるか?
2、「六道」とはどんな世界なのか?
3、六道の中、人間界に生を受けることが、如何に難しいことなのか?

そのへんのことは、
そのうち書こうと思います。

どうぞ、お楽しみに😄

それでは今日はこのへんで
明日が皆さんにとって良き一日でありますように
(^^)/~~~

合掌