浄土宗 浄蓮寺

千葉県鋸南町にある浄土宗のお寺のブログです

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南無阿弥陀

みなさんこんにちは(^O^)

今日の鋸南町勝山は、
朝から曇り☁☁☁

部屋の中で窓を開けて動かずにいれば、
外から心地いい風が入って
とても過ごしやすかったんですが、

外に出て、ちょっと動くと
途端に汗が染みてくるような一日でした

皆さん、信じられないかもしれませんが
私は冷房が少々苦手なもんで
例年夏の間もあまり冷房をつけません😲

窓を開けておくと自然の風が
けっこう入りますし、
風がない時は扇風機をつかっています

雨風が強くて窓を開けられない時は
さすがに冷房を付けますけどね💦


さて、本来の予定では、今日は
オリンピックの開幕日!!

予定通りならば、世界中から沢山の人が集まり
東京はお祭りムード一色だったことと思いますが、

現実はーーー、
オリンピックは延期に、
そしてコロナも感染拡大が続いています😱😱😱

正直、ガッカリって感じですネ。


昨日、来年に延期されたオリンピック開幕の
開催一年前イベントが行われ、
池江里佳子さんが登場しました。

その中で池江さんが語った言葉が大変印象的でした。

「逆境から這い上がっていく時には、
 どうしても、希望の力が必要だということです。
 希望が、遠くに輝いているからこそ、
 どんなにつらくても、前を向いて頑張れる」

池江さんご自身
白血病という重い病を経験して
深い絶望を感じたことでしょう

そんなご自身の経験をふまえての言葉は
とても心にひびきました。

そして、同時に
「浄土宗」の教えにも通じる言葉だな、
と、感じました。

「遠くに輝く希望」

それが何かは、
もちろん人それぞれ異なるでしょうが、

私たち人間、誰もが願うであろう
「大きな明るい希望」を描き示してくれたお方こそが
浄土宗を開かれた法然上人です。

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浄土宗 元祖 法然上人

法然上人は
人としての命を終えた、その先まで見据えた
「大きな希望」、つまり

「誰もが、極楽浄土という仏さまの世界にお救いいただける」という
とてつもなく大きく、そして明るい希望をお示し下さったのです。


仏教では、この世は
「娑婆世界」であると説かれています。
「娑婆世界」=別のいい方をすれば「堪忍土」とも言います。

文字通り
「避けられない悩み苦しみに、
 ジッと<堪え、忍ば>なければならない世界」

という意味です。

この世に生きていれば、
避けて通れない悩みや苦しみが沢山あります。
そんな、悩み苦しみ、辛さ悲しさに、
ジッと耐えながら生きなければならない、

まさにこの世は「娑婆世界(=堪忍土)」そのものです。

しかし、決して人間としての生涯を終えたら
それで「すべてお終い」という訳ではありません。

次に生まれ変わってゆく世界があるのです。

しかも、阿弥陀さまという仏さまは、
「ナムアミダブツ……と称えれば、
 どんな者も一人も漏らすことなく、必ず極楽へ救う」
と、お誓い下さっているのです。

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正面 阿弥陀さま 向かって右 観音菩薩 左 勢至菩薩

法然上人は、
阿弥陀さまの救いを信じ
 極楽へ救われ往くことを願って「ナムアミダブツ……」と称えながら
 最後、息絶えるその時まで、
 力強くこの世を生き抜いていくように」

私たちに説き勧めて下さっているのです。

「たとえ命が尽きても、
 救われ往く極楽という世界を阿弥陀さまが
 ちゃんと用意して下さっている。
 
 <見捨てず救う>と誓われた
 阿弥陀さまという仏様が居られる

 誰もが、その身そのままで
 <ナムアミダブツ>と称えるだけで
 必ず極楽へお救いいただける」

これが、法然上人の説かれた
浄土宗 お念仏のみ教えです。

お読み下さっている方の中にも
とても辛く苦しい境遇に
身を置いている方がいるかもしれません。

しかし、その苦しみもこの生涯限り。
この生涯を生き抜いた先に
悩みも苦しみもない「極楽浄土」という世界に
救われ往くことを願って

「ナムアミダブツ……」とお称えしてみてはいかがでしょうか。

あなたの称える「ナムアミダブツ」の声を
阿弥陀さまは、一声も漏らさずお聞き下さっています😊


今日のところはこのへんで

明日が皆さんにとって良き一日でありますように
(^^)/~~~

合掌